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英アクティビスト・ヘッジファンドのTCI、米CSX以外の大量保有株が判明

18日付のウォールストリート・ジャーナルによると、英アクティビスト・ヘッジファンドのTCIが、株主委任状争奪戦で話題を集めた米鉄道会社CSX以外にも、大手企業の株式を大量に保有していることが分かった。
TCI(the Children's Investment Fund Management)は、これまで比較的少ない株式保有で投資先企業に経営改革を迫るケースがほとんどだったが、今回のような大量保有は異例のため、注目を集めている。

最近、TCIが証券監督当局に提出した報告書によると、6月末現在で、クレジットカード世界大手マスターカードの5%を保有しているほか、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)の運営母体CMEグループの2%強を保有している。

このほかTCIは、米インターネット検索エンジン最大手グーグルや米信用格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービス、さらに、インド金属・鉱業大手スターライト・インダストリーズにも投資している。なお、TCIの6月中旬時点の資産運用額は150億ドルとなっている。

TCIは、フロリダ州の鉄道会社CSXの経営陣との委任状争奪戦(プロキシーファイト)では、ブラジルの3Gキャピタルと共同して、6月25日に開かれたCSXの株主総会で4人の新役員ポストを獲得している。

現在、CSX側は4人の新役員就任を阻止するため、訴訟を継続しており、8月25日に口頭弁論が開かれる予定だ。この訴訟は、TCIと3Gキャピタルが協調行動を取っていたという事実を情報開示する前に、取得していたCSX株式の6.4%について、議決権行使を禁じるよう米連邦地裁に求めたもの。

しかし、同地裁のルイス・カプラン判事は6月中旬に、株主総会での議決権行使を禁じる差し止め命令を出す必要はないとの判断を示している。CSX側はこの判断を不服として米連邦第2巡回控訴裁判所に控訴したが、同控訴裁判所も6月20日に、連邦地裁と同様、議決権行使の禁止を求める差し止め請求を棄却したものの、審理は継続している。

TCIは、3Gキャピタルと合わせてCSXの株式を8.3%保有しているが、そのほかに、TCI側は投資銀行とのエクイティスワップ取引を通じて12.3%のCSX株を取得している。

Dow Jones
18 Aug 2008 01:13 BST
WSJ(8/18) News And Insights From London's Financial Center
TCI Gets Big Stakes



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