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ヘッジファンド業界の運用額、3兆ドルに迫る―08年第2四半期は4.41%増

「ヘッジファンド・ドット・ネット」を運営する米調査会社チャンネル・キャピタルが18日発表した最新データによると、ヘッジファンドの第2四半期の全世界資産運用額は前期比4.41%増の2兆9730億ドルと、3兆ドルの大台に近づいたことが分かった。
このデータは、年2回実施されている「Q2 2008 Hedge Fund Asset Flows & Performance Report」に基づくもので、8,400本超のヘッジファンドをカバーしている。

チャンネル・キャピタル・グループ(Channel Capital Group Inc.)のピーター・ラウレッリ(Peter Laurelli)副社長は、「運用成績次第だが、今後数四半期中には、3兆ドルを突破するだろう」と見ている。

第2四半期(4-6月)は、運用リターンの増加による資産運用額の増加が912億8,000万ドル、他方、投資家からの新規資金流入による資産運用額の増加は342億1,000万ドルだった。

また、運用難によるヘッジファンドの閉鎖件数も過去3番目の多さとなり、それに伴う資金償還額は、新ファンドのローンチに伴う新規資金流入額を85億2,000万ドル上回った。しかし、大型のヘッジファンドは依然、投資家から資金を集めており、ヘッジファンド全体としては資金流入超となっている。

これに対し、ファンド・オブ・ヘッジファンズ(FoHF)は、解約に伴う資金償還額が新ファンドと既存ファンドへの資金流入額を4億7,000万ドル上回り、同社が調査を始めてから2回目の資金流出超となった。半面、運用成績がプラスとなり、資金償還の影響が相殺されたことで、FoHFの資産運用額は前期比2.43%増の1兆4,390億ドルとなっている。

地域別では、欧州のヘッジファンドの資産運用額は新ファンドと既存ファンドへの新規資金流入と運用リターンの増加で、前期比4.80%増の8,576億5,000万ドルと、大幅に伸びた。

アジアのヘッジファンドは運用リターンの減少や解約に伴う資金償還の両方の要因で、資産運用額は31億2,000万ドル減少した。アジアでは資金償還だけで見ても、資産運用額が11億4,000万ドル減少している。

戦略別では、投資家は、3四半期連続で株式戦略ファンドへの投資を削減する一方で、債券戦略ファンドへの投資を増額している。第2四半期の株式戦略ファンドは61億8,000万ドルの資金流出超となったが、債券戦略ファンドの資産運用額は、運用リターンの増加を除くベースで、前期比3.04%増となっている。



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