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米連邦地裁、ヘッジファンド・マネージャーに約3億ドルの賠償金支払い命令

米連邦地裁は19日、全米商品先物取引委員会(CFTC)が詐欺の疑いで告発していたフィラデルフィアのヘッジファンド運用会社とその運用マネージャーに対し、2億7,900万ドルの賠償金と約1,200万ドルの罰金の支払いを命じた。ダウ・ジョーンズが同日付で伝えている。
また、同地裁は、同社に対し無期限の営業停止とCFTCへの先物取引業者登録禁止も命じた。有罪判決を受けたのは、フィラデルフィア・オルタナティブ・アセット・マネジメント(Philadelphia Alternative Asset Management)とそのカナダ人運用マネージャーのポール・ユースタス(Paul Eustace)被告で、同裁判は、CFTCとユースタス被告との3年越しの係争に終止符を打つものとなった。事の発端は2005年に遡る。商品先物市場を監督するCFTCは2005年6月にフィラデルフィア・オルタナティブを初めて告発する。当時の訴状によると、同社の運用マネージャー、ユースタス被告は大手機関投資家や富裕層の一般投資家から預かった資金を4つの商品先物ファンドで運用したが、2億ドルの損失を出したにもかかわらず、その事実を隠蔽したというものだ。ユースタス被告は、商品先物・オプション取引を行うために、4つの商品先物ファンドの勘定と秘密の自己勘定を使い分け、損失を隠す一方で、顧客にはあたかもかなりの利益をあげているようなウソの取引結果を報告していたという。今回の連邦地裁の判決に先立つ2007年12月には、CFTCが起こしていた民事訴訟で、登録先物取引業者のMFグローバル(MF Global)とその社員トーマス・ギルマーチン氏(Thomas Gilmartin)は、ユースタス被告の監督責任を問われて、7,700万ドルの制裁金支払いで和解している。この民事訴訟は、ユースタス被告はMFグローバルに取引口座を開設していたが、同被告が先物取引の失敗で生じた損失を隠すため、取引の実行日を過去に遡って改ざんしたが、MFグローバルとギルマーチン氏はそうした異常な動きがあるのを知りながら対応しなかったとして、監督責任が問われていた。この訴訟で、ユースタス被告は、2007年7月に無期限の業務停止処分を受けているが、今回の連邦地裁の裁判では、勧誘・登録に関する規定違反の罪に問われていた。Dow Jones
19 Aug 2008 20:00 BST
Hedge Fund Trader Ordered To Pay $279M In Fraud Case



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