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米金融大手リーマン・ブラザーズ、投資事業部門売却か

19日付のウォールストリート・ジャーナルによると、米大手証券会社リーマン・ブラザーズ・ホールディングスは投資運用部門の売却、あるいは、新規上場を検討していることが分かった。
リーマンが売却を検討している投資運用部門には2003年に31億ドルで買収した資産運用会社ニューバーガー・バーマンも含まれるが、アナリストや銀行関係者は、この時期にリーマンが稼ぎ頭のニューバーガー・バーマン(Neuberger Berman)を売却するのは問題があるとして批判的だ。しかし、リーマンは来年11月期の第3四半期(6-8月)決算がかなり悪化する見通しのため、バランスシートを改善する必要に迫られているという苦しい台所事情もあるのも事実。しかし、そうとはいえ、いま、この時期に売却するのはタイミングが悪い、と同紙は報じている。リーマンは、投資運用部門の売却については、ニューバーガー・バーマンだけの一部売却にとどまらず、丸投げによる全体の売却を検討している。同部門には、ほかにプライベートエクイティ(PE)ファンドやヘッジファンドが含まれている。米調査会社サンフォード・C・バーンスタインによると、リーマンの投資運用部門の価格は、収益や利益などの財務データや運用資産を市場実勢価格で計算すると最大で70億ドルになると推定している。しかし、最近の株式市場や債券市場の軟調で、運用資産の価値が大幅に減少してきており、それに伴い、投資運用会社の株価も低迷している。このため、投資運用部門を売却しても安値となる可能性が高い。他方、最近は、大型の投資運用会社の買収案件も減る傾向にある。米投資銀行ジェフリーズ傘下のオルタナティブ投資顧問会社パットナム・ロヴェルによると、今年上期の買収件数は104件(106億ドル)で、これは昨年同期の115件(369億ドル)を下回っている。このため、一部のアナリストは、リーマンには投資運用部門の売却に代わる選択肢として、同部門全体、あるいは、ニューバーガー・バーマンだけのIPO(新規株式公開)の検討を支持している。この方法だと、収益力の高いニューバーガー・バーマンを傘下にとどめることが可能になるからだ。Dow Jones
19 Aug 2008 17:33 BST
A Bad Time For Lehman To Sell Asset-Management Arm?



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