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マクロ系ヘッジファンド、リターンが急速に悪化=原油安・ドル高への転換で

20日付のダウ・ジョーンズによると、原油高・ドル安に賭けて利益を上げていたマクロ系ヘッジファンドのリターンが、7月以降は急速に悪化していることが分かった。
マクロ系ヘッジ・ファンド(各国のマクロ分析に基づいた為替や金利・株式に投資して利益を得るファンド)は、これまで原油に対してはロング、ドルに対してはショートのポジションを取ることで高いリターンを上げてきた。米調査会社ヘッジファンド・リサーチによると、1-6月のリターンはプラス13%だった。しかし、原油安・ドル高に反転した7月の月間リターンはマイナス5.5%と、一転してマイナスとなり、8月中旬までの年初来リターンはさらにマイナス9%と悪化している。この間の原油とドルの動きを見ると、原油は7月11日に1バレル当たり147・27ドルの過去最高値を付けたあと、急ピッチで値を下げ、20日は114.98ドルで引けている。他方、ドルも対ユーロで1.6040ドルの過去最安値を付けたあと、原油価格の下落と歩調を合わせるように上昇、20日は1.4739ドルまで急伸している。原油とドルの関係は、ドル安が原油高を助長するという関係があり、これまでは原油高・ドル安の関係が長く続いていた。しかし、7月中旬以降は原油安・ドル高という関係に反転しているのだ。しかし、一部のアナリストは、今後も原油とドルの連動した動きは続くが、両者の方向性にずれが生じる恐れがあるとし、過去の経験則に基づいた過信は禁物だと警告する。特に、原油については、これ以上、価格は下落せず、その一方で、今後のドル相場の見方については一定のコンセンサスがないという。これは、これまでと違って、原油とドルの相関性が崩れるため、それぞれの市場の将来の方向性を的確に掴む必要があり、運用も困難さを増すことを意味しているといえ、マクロ系ヘッジ・ファンドにとっては新たな頭痛の種になるからだ。Dow Jones
20 Aug 2008 21:30
Dollar-Oil Relationship In Doubt As Market Drivers Diverge



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