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拡大続く新興国ヘッジファンドへの資金流入

米調査会社ヘッジファンド・リサーチ(HFR)によると、今年第2四半期における新興国を対象としたヘッジファンドへの資金の流入が、回復の兆しをみせていることが明らかとなった。
第2四半期における新興国対象ヘッジファンドへの資金流入額は9.95億ドルで、第1四半期の5.97億ドルから60%以上も拡大したという。しかし、前年同期比では72%減だった。今年の下半期も上半期と同水準で推移すると、年間資金流入額は、純流出を記録した2000年以来8年ぶりの低水準となる見込み。昨年の資金流入額は約90億ドル。新興国対象ヘッジファンドの総運用資産額は1,110億ドル超と、昨年の1,100億ドルからわずかに増加。また、第2四半期の新興国対象ヘッジファンドのパフォーマンスを示す指数「HFRI Emerging Markets Index」はプラス0.37%だった。新興国対象ヘッジファンドの本数は、第1四半期の1,057本とほぼ同数の1,061本。昨年末時点では950本だった。そのうち、米国及び英国を拠点とするヘッジファンドは50%超。しかし、投資対象地域を拠点とする最近の傾向の影響で、第2四半期はブラジル、シンガポール、香港、そしてUAE(アラブ首長国連邦)などを拠点とするヘッジファンドが増加している。戦略別では、マクロ戦略の新興国対象ヘッジファンドが増加傾向にある一方、株式ロング・ショート戦略に重点をおいたファンドは減少している。6月末までの1年間のパフォーマンスを地域別でみると、南米を除くすべての地域でマイナスを記録した。唯一、「HFRI Emerging Markets: Latin America Index」はプラス3%台に達している。また、日本を除く新興アジアを対象としたヘッジファンドのパフォーマンスを示す「HFRI Asia (ex-Japan) Index」は5.4%以上の低下。過去5年間における同指数の年平均リターンはプラス19%。HFRのケネス・ハインツ(Kenneth Heinz)社長は「ヘッジファンド業界全体では資金の流入が鈍化しているが、新興国対象のヘッジファンドへの流入は、第2四半期も引き続き拡大していることが明らかになった。新興国の経済成長が長期的に拡大するのは間違いないとの認識が浸透している」と分析している。



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