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米リーマンの投資部門売却、買い手側の懸念払拭が大きな問題

米証券大手リーマン・ブラザーズが検討している投資部門売却に関して、ウォールストリート・ジャーナルは、同社に対する買い手の懸念を払拭することが必要だと指摘している。
米金融大手のリーマン・ブラザーズが検討しているとされる投資部門の売却に関して、22日付けのウォールストリート・ジャーナルは、どんな取引を遂行するにせよ市場の不安感を取り除くことが必要だと述べている。

この数日間、リーマンに対する危機感が高まっており、リーマンの債権に対するデフォルト・スワップのプレミアムは、ベアー・スターンズが破綻する以前の水準にまで戻ってきている。また、リーマンの意図とは逆に、経営の好調なニューバーガー・バーマン(Neuberger Berman)を含めた投資部門の売却は、危機感を煽る一つの要因となっている。

アナリストが予想する投資部門の売却額は70億ドルから130億ドルにまで開いており、問題を抱えた資産を幾らで売却出来るかということが大きな問題だ。

投資部門はリーマン全体の収益に対して大きな割合を占めている。そのため、部門全体を売却すれば安定した収益源の一つを失うため、信用格付を損なう恐れがある。しかし、同時に、問題を抱えたモーゲージ資産を大量に売却すれば、バランスシートのリスクを下げることが出来るため、格付会社は評価の切り下げを行わない可能性がある。

ローン資産に対する市場の見方が急速に悪化していることを考えると、買い手は大きな割引を求めてくると予想される。しかし、取引の規模が大きくなれば、より多くの不良資産を処理することが出来ることから、ニューバーガーを含めた大規模な売却を行うべきだとウォールストリート・ジャーナルは述べている。

Dow Jones
22 Aug 2008 04:02 BST
WSJ(8/22) Heard On The Street: Pitfalls Of A Lehman Sale



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