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指数オプション専門ヘッジファンド、好調なパフォーマンス維持―年初来28.71%プラス

オプション・ボラティリティのみに特化して、今年に入ってからも好調なパフォーマンスを維持しているヘッジファンドがある、と米経済誌バロンズは23日報じている。
カイル・ローゼン(Kyle Rosen)氏率いるヘッジファンド運用会社ローゼン・キャピタル・パートナーズ(Rosen Capital Partners)は、7月末時点での年初来パフォーマンスがプラス28.71%で、ベンチマークであるS&P500種指数のマイナス12.65%を大きくアウトパフォームした。7月単月のパフォーマンスは、ローゼンがプラス2.92%、S&Pはマイナス0.84%だった。設立された1998年以来のパフォーマンスはプラス196%で、同期間のS&Pのプラス10.7%を大幅に上回っている。

ローゼンの投資戦略は、価格の高い株価指数オプションを売却する一方で、より安いオプションでヘッジするというものだ。また市場の動向を予測することはせず、実際に取引及びヘッジされている売買高のみに注目して運用を行なっている。

2003年以降、ローゼンはS&P指数のオプション取引に特化している。3月のベア・スターンズ破綻以降、オプション価格は過去最高の水準に急上昇した。しかし、多くの投資家が株式ヘッジのため、大量のプット・オプションを購入する中、ローゼンはオプションを売却していた。実現ボラティリティの上昇率が18-20%なのに、VIX指数(シカゴ・オプション取引所によるインプライド・ボラティリティ指数)は30%前後まで急上昇していたからだ。

ローゼン氏は「オプション価格が適正価格より50%近く高くなっていた。通常なら、インプライド・ボラティリティは、実現ボラティリティより25-30%高い程度にもかかわらずだ」と述べている。

8月に入ってボラティリティが縮小すると、ローゼン氏はポジションを縮小し、次の投資機会に備えている。「大切なことは、確実にリターンが稼げるときだけ、ポジションを取るようにすることだ。決して予想で動いてはいけない。実際に動きが出たときだけポジションを取ればいいのだ」とローゼン氏は語っている。

Dow Jones
23 Aug 2008 05:08 BST
Barron's(8/25) The Striking Price: Our Hero Battles Mr. Market



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