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スイスの運用会社パートナーズ、ヘッジファンド部門を事業再編―資金償還急増に対処

スイスのオルタナティブ投資会社、パートナーズ・グループ・ホールディングは顧客からの資金償還請求の急増に対処するため、高リターンが期待できる新分野への転換を柱とした事業再編を行うと発表した。ダウ・ジョーンズが2日付で報じている。
パートナーズ(Partners Group Holding AG)が2日発表した中間決算(1-6月期)では、最終利益は運用成績の悪化で、前年比4%減の1億1,660万スイスフランとなった。また、これより先、7月8日に発表した6月末時点の運用資産状況でも、顧客からの資金償還請求が14億スイスフランに達したことを明らかにしている。

このためパートナーズは、クレジット市場危機の悪影響でリターンが低迷している株式や不動産など従来型資産への投資ウェイトを減らし、より高リターンが期待できるメザニン債(リスク度合いが中間の債券)などへの投資に戦略転換する考えだ。

具体的には、オルタナティブ投資部門を株式・不動産投資のプライベート・キャピタル部門とメザニン債や企業インフラに投資するプライベート・ファイナンス部門に2分割するという。

パートナーズのマルセル・エルニ(Marcel Erni)取締役は、「当社は、メザニン債など魅力的な投資対象が多くあることに着目している」とし、株式ロング・ショート戦略やマクロ戦略など在来型の運用から、メザニン債や天候デリバティブ、保険関連証券などの資産運用に重点を移すことで、新しいヘッジファンドのあり方を追求するとしている。

旧来の運用形態では、市場流動性がかなり損なわれた場合、顧客に対し、管理手数料を徴収しながら、ロックアップ(解約停止)を求めざるを得なくなる。新しい運用方形態は、こうした事態を回避する狙いがある。

ただ、クレディスイスのアナリスト、トーマス・カルバーマトン(Thomas Kalbermatten)氏は、パートナーズの資産運用規模があまり大きくないことから、こうした戦略転換が功を奏すかどうかは疑問だという。同氏はパートナーズの投資判断を「中立」、株価目標を160スイスフランとしている。

パートナーズは、現在の預かり資産が254億スイスフランで、年間の目標値である290億スイスフランとほぼ一致して推移している。また、今年下期と2009年の見通しは明るいと強気の予想を示している。しかし、中間期の運用資産額は前年比4.1%増と、過去の実績に比べかなり伸びが鈍化している状況にある。

Dow Jones
02 Sep 2008 10:33 BST
DJ UPDATE: Partners Group 1H Net Dn 4%; Splits Hedge Fund Arm

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