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豪鉄鉱石会社の株価下落、空売りが原因か―貸し株は大株主の米ハービンジャー提供

6月以来、株価が46%近く下落している豪州の鉄鉱石会社フォーテスキュー・メタルズ(Fortescue Metals)は、株価下落の原因は空売りによるものと主張している、とウォールストリート・ジャーナルが3日報じている。
声明の中でフォーテスキューは、今回の一連の空売り取引は、大株主である米ヘッジファンド大手ハービンジャー・キャピタル・パートナーズ(Harbinger Capital Partners)のカストディアン(ファンドに代わって資産管理を担当する会社)を通じて入手した貸し株を使用して行なわれたと主張している。

関係者によると、ハービンジャーは今回の空売り取引について把握していなかった模様で、直ちに貸し株を回収する処置をとると話しているという。

ハービンジャーにとっても、フォーテスキューの株価下落は好ましいことではない。大株主であるハービンジャーとしては、株価が高いうちに売却して利益を確保したい思惑があるからだ。

貸し株による空売り自体は違法ではないが、現状、ベンチマークである豪S&P/ASK200種指数が年初来で20%以上下落している中で、空売りに対する批判の声が高まっている。一部豪年金基金はすでに、カストディアンに対して貸し株を禁止する処置をとっている。

また、政治家は、空売りに関する情報開示を強化する規制を提案している。現行の規制は緩く、市場情報をいち早く入手できる一部の者だけが利益を享受していると、多くの投資家や企業の経営者から非難の声が上がっているためだ。

フォーテスキューのアンドリュー・フォレスト(Andrew Forrest)CEOは、今回の空売り取引を市場操作だと非難。また今年始めに株価が91%急落した投資銀行バブコック&ブラウン(Babcock & Brown)は、ヘッジファンドが株価下落を狙って風説の流布を行なったと主張している。

ハービンジャーは2004年以来、転換社債を通じてフォーテスキュー株を買い増しており、現在、筆頭株主に次ぐ大株主。当時、フォーテスキュー株は1株5-30豪セントで取引されていたが、その後株価は急上昇。今年に入ってフォーテスキューの鉄鉱石輸出高が豪州最大となったこともあり、6月25日には13.65豪ドルの最高値をつけた。9月2日現在の株価は7.14豪ドルとなっている。

Dow Jones
03 Sep 2008 13:30 BST
WSJA: Fortescue Stock Loans Made By Harbinger Custodian

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