トップ >  オーストリアのヘッジファンド、米セムグループに経営破綻の原因説明を要求



オーストリアのヘッジファンド、米セムグループに経営破綻の原因説明を要求

原油先物取引に失敗し7月に破綻した米石油流通大手セムグループの債権者が米連邦破産裁判所に対し、破たんに至った経緯を30日以内に示すよう求めている、とダウ・ジョーンズが4日付で報じている。
この債権者は、オーストリアのライファイゼン銀行の子会社、RZBファイナンス(RZB Finance LLC)で、セムグループ(SemGroup)に対し、3,000万ドルの債権を保有している。

セムグループは、7月中旬、原油先物取引に失敗し24億ドルの損失が発生したことを債権者に報告、同22日にデラウェア州の連邦破産裁判所に対し、連邦破産法第11章の適用申請を行い破綻した。現在は、裁判所の管理下で、部分的に操業を行う一方で、身売り先を探している。

セムグループの取引先銀行は同社に対し、合計で25億ドルの債権を保有しているが、このほか、セムグループは無担保社債と未払いの買掛金で10億ドル以上の負債を抱えていると見られている。

RZBは破産裁判所に提出した文書の中で、「債権者は、セムグループが原油先物市場で、(投機と見られる)不適切な投資を行い、本来の経営に悪影響が及んだ経緯を知る必要がある」と述べている。

RZBは他の債権者と同様に、セムグループの原油先物市場での持ち高が実需に不似合いな規模だったことから、原油高騰による日常の業務リスクのヘッジ目的を超えて投機に走ったと見ている。

また、多くの債権者は、7月中旬までセムグループが不適切な投資を行っていることを示すような手がかりを見つけられなかったとしていることから、RZBは会社ぐるみの組織的な行動と見て、セムグループのトム・キビスト(Tom Kivisto)最高経営責任者以外に関与した人物、あるいは、不正取引を知りうる立場にいた関係者を明らかにするよう求めている。

その上で、RZBは、調査のポイントは、キビスト氏と他の社内関係者、セムグループの会計事務所プライスウォーターハウスクーパース(PricewaterhouseCoopers LLP)に対する訴訟を起こすことができるかについて、その可能性を探ることだとしている。

セムグループの破綻を巡っては、米司法省も関心を示しており、裁判所が示した調査員にセムグループが行った不正取引の実態を調査するよう求めている。RZBは裁判所に30日以内に報告書をまとめるよう要求したことで、結果的に司法省を後押しする格好となっている。

Dow Jones
04 Sep 2008 20:19 BST
Hedge-Fund Lender Demands Answers On SemGroup Trading

オーストリアのヘッジファンド、米セムグループに経営破綻の原因説明を要求に関連する記事

2008年09月の記事一覧です。

年月別ヘッジファンド情報

年収41億円の女性トレーダー

おすすめ:年収41億円、世界有数の女性トレーダー 米経済誌フォーブスは昨年2011年のヘッジファンドマネージャーの報酬ランキング上位40・・・

紹介したくなる不動産投資会社

おすすめ:不動産投資で、友人に紹介できる企業とは 自分の友人・知人に誰かを紹介する、ということはある意味で大きなリスクを伴います。紹介し・・・

住まいづくりのベストパートナー

おすすめ:研ぎ澄まされた「日本の邸宅」がここに。 “Klass Design”  理想の住まい、そして快適な暮らしを手にするためには、自分にとっての最適な伴走者(パー・・・

簡単登録でメルマガ配信。YUCASEE MEDIAメルマガ登録で限定プレゼントへの応募も!

RSS情報 RSS feed


フォローする Twitterでフォローする


他社リリース情報

YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)とは