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米運用大手ブラックロック、LBOローンに投資するファンド設立―30億ドル規模

米運用会社大手ブラックロックは、30億ドル規模のLBOローンに投資するファンドを設立する準備をしていることが明らかとなった。ブルームバーグの報道を受けて、ダウ・ジョーンズが5日報じている。
新ファンド「BlackRock Credit Investors Ⅱ」は、LBOローンを対象に投資するファンド。LBOローンはサブプライム問題以降、価格が低迷しているが、銀行は保有するLBOローンを債務削減のために安値での売却を進めている。ブラックロックは昨年、同種のファンド「BlackRock Credit Investors Ⅰ」を設立し、30億ドルの資金調達に成功している。

新ファンドへ1億ドル出資予定の米公的年金基金、オレゴン・ステート・トレジャリー(Oregon State Treasury)の投資責任者は「信用収縮の余波で、投資機会が非常に増えている。下落基調のときこそ、この種のディストレスト資産で大きなリターンを上げるチャンスといえる」と語っている。

昨年前半までLBOローン市場は上昇基調で、銀行は多くのLBOローン組成に同意していた。しかし、昨夏のサブプライム問題に端を発した信用収縮でLBOローンの価格は急落。

またCLO(ローン担保証券)として知られるリパッケージ債の発行が今年、昨年比で78%減少したことも、LBOローンの価格低下に拍車をかけている。サブプライム以前はCLOがLBOローンの最大の買い手だった。

S&Pによると、LBOローンは昨年6月以前では、額面価格である1ドル以上で売買されていた。しかし今年2月時点で、額面1ドル当たり86.3セントと過去最低水準まで下落。現在は88.45セントと若干回復している。

銀行が業績悪化で保有資産の投げ売りに追い込まれている中、ブラックストーン傘下のGSOキャピタル、そしてオークツリー・キャピタル(Oaktree Capital Management LP)など競合他社も、ディストレスト資産専門のファンドを設立している。

総運用資産1.4兆ドルを誇るブラックロックは、クレジット市場の混乱に乗じてリターンを上げるファンドを数多く設立。同社ファンドは、サブプライム問題を切り抜け、ディストレスト資産や住宅ローンなどへの投資で大きなリターンを上げている。今年第2四半期時点で、同社ファンドへの資金流入は242億ドルに達している。

Dow Jones
05 Sep 2008 00:48 BST
BlackRock Seeks $3 Bln For Fund To Buy Bank Loans - Bloomberg

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