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パフォーマンス悪化が引き起こすヘッジファンドの人事刷新

今年に入ってヘッジファンドのパフォーマンスが低迷する中、経営陣やファンド・マネージャーの刷新など人事の見直しを迫られるヘッジファンド運用会社が多い、とダウ・ジョーンズは5日付けで報じている。
英ヘッジファンド運用会社RABキャピタル(運用資産54億ドル)の共同設立者、フィリップ・リチャード(Phillip Richards)氏が4日、CEOを退任してファンド・マネージャーとして運用に専念することになったのはその一例であるという。RABの業績は昨年上期、高いリターンと資金流入増を背景に、税引き前利益が58%増と好調であった。しかし、市場環境の悪化に加えて投資判断を誤ったことにより、昨年来、パフォーマンスは著しく低迷。今年上期は運用資産が18.1%減少した。中でもリチャード氏が運用を担当している旗艦ファンド「RAB Special Situations Fund」は、運用資産が30.4%も減少した。ヘッジファンド運用会社ソフィア・キャピタル(運用資産12億ドル)は、コモディティ関連株への投資で損失を出したことにより、担当していた運用マネージャーが7月末に退任。数週間前、オディ(Odey)出身のデビッド・ヘルム(David Helm)氏がロンドン事業部のCEOに就任している。リチャード氏のように運用マネージャーと経営者を兼任することは弊害が大きい。経営者としての職務は時間や労力がかかり、経営者を兼任しながらファンドの運用を行なうことはかなり困難だといえる。特に現在のように相場が不安定な状況においてはなおさらであるヘッジファンドの収益は、リターンの20%にもなる成功報酬が大きな比重を占める。成功報酬は、純資産額が過去のピークを上回った部分のみ対象とするというハイ・ウォーター・マーク方式によって算出されるため、ファンド・マネージャーが稼ぐリターンに大きく左右される。パフォーマンスが低迷すれば、成功報酬を得られないだけでなく、償還請求を招き、管理手数料の減少にもつながり、収益悪化に拍車がかかることになる。その意味でファンド・マネージャーの手腕によるところが多いといえる。Dow Jones
05 Sep 2008 10:46 BST
Hedge Funds' Dire Performance Triggers Mgmt Changes

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