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英FSA、元ヘッジファンド・マネージャーに5万ポンド超の制裁金―インサイダー取引で

英国の金融監督当局である金融サービス機構(FSA)は8日、英ヘッジファンドの元ポートフォリオ・マネージャーに対し、仏化学メーカーの社債をめぐり違法なインサイダー取引を行ったとして、5万2,500ポンドの制裁金を科した、とダウ・ジョーンズが同日付で報じている。
摘発されたのは、ムーア・キャピタル・マネジメント(Moore Capital Management LLC)傘下のファンド「Moore Credit Fund」の元ポートフォリオ・マネージャー、スティーブン・ハリソン(Steven Harrison)氏。同氏は、制裁金のほか、今後1年間、ヘッジファンドの運用マネージャー職に就かないことでFSAと合意した。FSAがクレジット市場で規律を乱す不正行為を摘発したのはこれが初めてとなる。これまで、FSAは不正行為の摘発には消極的と批判されてきたが、FSAは声明文を出し、その中で、「今回のケースは、FSAはいかなる市場での不正行為に断固として取り組む姿勢を示すメッセージだ」と述べている。FSAによると、ハリソン氏はフランスの化学メーカー、ロディア(Rhodia SA)の借り換え目的の社債発行に関するインサイダー情報を入手、その情報に基づいて、同社の社債を取得し、4万4,000ユーロの不正な利益を上げたとしている。FSAによると、ハリソン氏は2006年9月28日、当時、ロディアの社債のローンチ条件を探っていたクレディスイスグループからロディアのローンチ情報を入手。ハリソン氏はその情報に基づいて、同日中に、ロディアの表面利率10.5%の5年債(2101年満期)を200万口購入した。ロディアはその1週間後の10月2日に、支払い金利が高い社債を買い取ると発表、ハリソン氏は事前に取得していたロディアの社債を売却して4万4,000ポンドの利益を手にしている。ハリソン元マネージャーは、問題のインサイダー情報に入手は認めたものの、当時、その情報がインサイダー情報だったという認識がなかったと主張している。また、FSAによる調査でも、計画性がなく個人的な利益を図ったものではないと悪質性は低いとして制裁金も軽減されている。しかし、FSAのマーガレット・コール取締局長は、ヘッジファンドの運用マネージャーやトレーダーは、非公開の情報を入手するときはこうしたリスクを伴うことを認識すべきだと警告している。Dow Jones
08 Sep 2008 13:40 BST
FSA Fines Moore Capital Hedge Fund Manager For Market Abuse

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