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ヘッジファンド運用者、債券市場の更なる悪化を予想

ヘッジファンド・マネージャーやウォールストリートの専門家たちは、サブプライム問題ですでに大きな痛手を受けた債券市場が、さらに悪化が進むと予想していると、24日付のフィナンシャル・タイムズが報じている。
ヘッジファンドなどは、債券市場の悪化を見込んで、債券の下落で利益が得られるショート・ポジションを形成している。ショートの対象となるのは、無担保社債を核に金融工学を駆使して組成された複雑な仕組み債。トレーダーは、これらの債券が、額面割れすることも前提で取引している。

債券には、リスクや償還条件によって、シニア債、メザニン債、ジュニア債に分かれるが、ヘッジファンドは最もリスクの低いシニア債をロングする一方で、最もリスクの高いジュニア債をショートしている。ロングとショートを組み合わせることで、ヘッジファンドは、信用環境が悪化してシニア債が上昇し、ジュニア債が下落すれば、利益を得ることができるという。

ヘッジファンドが社債の見通しに悲観的になっている一方で、実際のデフォルト率はほとんど変化が見られない。格付け会社ムーディーズが発表した12月における世界のジャンク債のデフォルト率は、0.9%ときわめて低い水準となっている。ただし、昨年の後半以降は、資金の流動性環境の悪化が進んでいることから、2008年末には4.8%程度まで上昇するとムーディーズは予想している。

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