トップ >  米会計検査院、年金基金のヘッジファンド・PE投資に関するガイドライン策定を勧告



米会計検査院、年金基金のヘッジファンド・PE投資に関するガイドライン策定を勧告

年金基金によるヘッジファンドやPEへの投資の実態を調査していた米会計検査院(GAO)は10日発表したレポートで、米労働省が年金基金に対してオルタナティブ投資に関するガイドラインを設けることが必要だと勧告したと、複数の金融メディアが報じている。
年金基金がヘッジファンドやプライベート・エクイティ(PE)に投資するのは、株式や債券など伝統的投資では得られない高いリターンを確保できる可能性があるからだ。しかし同時に、ヘッジファンドやPEは金融当局による規制が適用されない場合が多いために、伝統的投資にはない問題やリスクに直面する可能性がある。

近年、平均的なアメリカ人の老後を支える年金基金が、オルタナティブ投資への配分を拡大していることに懸念が高まっている。GAOは実態を把握するため、金融当局、公的及び民間の年金基金、また業界団体や専門家に対して聞き取り調査を行なったほか、入手したデータを分析した。

GAOの調査で、全般的に投資配分は高くないものの、ヘッジファンドやPEへ投資している年金基金の割合は、拡大傾向にあることが明らかになった。中規模から大規模の年金基金においては、21-27%がヘッジファンドに投資しており、40%以上がPEに投資しているという。大規模の年金基金に限れば、ヘッジファンドに投資しているのは47%、PEは80%に達している。

ヘッジファンドやPEへ投資する上での問題やリスクに関しては、ヘッジファンドやPEファンドの運用会社が保有する資産やその評価額に関する情報は入手しにくいので、チェックしづらい傾向があるとGAOは指摘。年金基金の幹部は、対策をとっていると主張するが、実際には年金基金のチェック能力を超えているという。

また、ヘッジファンドやPEファンドはパフォーマンスの差が激しいため選定が難しく、一定以上の出資額が求められるため、一部年金基金にとってはハードルが高すぎるという問題もある。

GAOは、ヘッジファンドやPEへ投資する年金基金への規制も、現状は十分とはいえないと指摘。米連邦政府は、民間の年金基金によるオルタナティブ投資に対して、具体的に規制をしていない。また公的年金への取り組みも州によって異なっている。連邦法では、受託者である年金基金に対して一定の良識を求めているものの、明確な規制はない。

そのためGAOは、労働省が年金基金に対して、ヘッジファンドやPEへの投資における問題やリスクにどう対処すべきか手順を説明するガイドラインを設定することを勧告している。GAOによると、労働省はこの勧告に同意しているという。

米会計検査院、年金基金のヘッジファンド・PE投資に関するガイドライン策定を勧告に関連する記事

2008年09月の記事一覧です。

年月別ヘッジファンド情報

住まいづくりのベストパートナー

おすすめ:研ぎ澄まされた「日本の邸宅」がここに。 “Klass Design”  理想の住まい、そして快適な暮らしを手にするためには、自分にとっての最適な伴走者(パー・・・

紹介したくなる不動産投資会社

おすすめ:不動産投資で、友人に紹介できる企業とは 自分の友人・知人に誰かを紹介する、ということはある意味で大きなリスクを伴います。紹介し・・・

年収41億円の女性トレーダー

おすすめ:年収41億円、世界有数の女性トレーダー 米経済誌フォーブスは昨年2011年のヘッジファンドマネージャーの報酬ランキング上位40・・・

簡単登録でメルマガ配信。YUCASEE MEDIAメルマガ登録で限定プレゼントへの応募も!

RSS情報 RSS feed


フォローする Twitterでフォローする


他社リリース情報

YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)とは