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相場悪化で欧州のヘッジファンド10本近くが償還停止へ

金融市場が混乱から暴落へと悪化する中で、欧州の多くのヘッジファンドが償還停止などに緊急措置に踏み切っていると、27日付の英タイムズ(オンライン版)が報じている。
同紙によると、欧州のヘッジファンド10本近くで、大幅な損失が発生し、投資家からの資金引き出し請求が相次いだことから償還停止に陥っているという。また、ロンドンに籍を置くヘッジファンドの3分の2が、先週の大幅な株価急落を受ける前に、すでに4%から10%近くの損失を抱えていたと、あるプライム・ブローカーはコメントしている。

同紙は、大きな損失を抱えているとされるファンドとして、以下のファンド名をあげている。
・Corin
・Phylon
・Addax FX1
・Henderson Global Currency
・Odey Treasury
・Sector ERV
・Kinetic Special Situations
・Systeia Alternative Risk Trading and Polar Technology

ヘッジファンドの損失拡大に拍車をかける要因として、プライムブローカーの融資引き締めが指摘されている。ヘッジファンドは通常、プライムブローカーからの融資を使って、実際の手持ち資金よりも大きなポジションを市場で形成している。それによりリターンも拡大するが、損失も飛躍的に拡大する。損失を一時的に食い止めるためにも、つなぎの資金が必要だが、プライムブローカーが融資をとめれば、ファンドのポジションは解消されて清算を余儀なくされる。

あるファンド・マネージャーは、同紙の取材に対し「今回は銀行が簡単に貸してくれない。ヘッジファンドは清算を強いられるが、それはより大きな問題を引き起こすことになる」とコメントしている。

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