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空売り規制でプログラミング売買の修正に追われる大手ヘッジファンド

先週末、米証券取引委員会(SEC)が空売り規制に関する緊急通達を出したのを受けて、大手ヘッジファンドでは、銘柄を自動的に選択するようプログラミングされたコンピューターモデルの修正を余儀なくされている。【20日 ウォールストリート・ジャーナル】
また、今回の空売り規制が今年夏に続き2回目となることから、投資家の間にヘッジファンドに対する不信感が高まり、資産運用委託を解約し資金償還を請求する動きが一段と活発化する懸念も出てきた。

SECは19日、違法な空売り行為を規制するため、ヘッジファンドなどの投資運用マネージャーに対し、毎日の空売り取引に関する情報開示を義務付けたほか、799の金融銘柄の空売りを10月2日までの10日間(30日間に延長可能)停止する緊急通達を出した。

このため、ルネッサンス・テクノロジーズ・キャピタル(Renaissance Technologies)やDEショウ(D.E. Shaw)など、1社当たりの資産運用額が数百億ドルに及ぶ大手のヘッジファンド運用会社は、19日の早朝からプログラミング売買を行うための複雑なコンピューターモデルの修正に追われた。

ヘッジファンドは、定期的に投資する株式のポートフォリオを入れ替えているが、今回、SECの空売り規制の対象となった799銘柄が全体の20%にも及ぶことから、コンピューターモデルの修正が必要となった。

しかし、プライム・ブローカーは、資産運用規模が5億ドル未満の中小のヘッジファンドの場合、スタッフ数が少ない上に、高度な金融工学のテクノロジーに乏しく、空売りに代わる他の有効な戦略を見つけにくいため、空売り規制を乗り切れるかどうか懸念を強めている。

また、ヘッジファンド専門の投資顧問会社ロジャースケーシー(RogersCasey)のケビン・リンチ(Kevin Lynch)常務は、今回のSECによる空売り規制が、今年夏の19銘柄の停止に続いて2回目となるため、「投資家の間ではこうした空売り規制がヘッジファンドの資産運用に影響を与えることを懸念し、解約による資金償還を加速させる可能性がある」との見方を示している。

Dow Jones
20 Sep 2008 03:03 BST
WSJ(9/20) UPDATE: Hedge Funds Adjust Their Trading Models

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