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格付会社S&P、ヘッジファンド資産担保証券を格下げ―市場リスクの高まりで見直し

格付会社S&Pは、CFOの格付けに関して市場リスクの見直しを実施し、事実上の格下げを行った。
格付会社スタンダード&プアーズ(S&P)は18日、ファンド・オブ・ヘッジファンズ(FoHF)のパフォーマンスを裏付けとする金融商品であるCFO(ファンド担保証券)の格付けに関して、システミック・リスク(市場の一部で発生した異常事態が市場全体に波及するリスク)の評価を見直したことを発表した。

ヘッジファンド全体が変動性の増大と流動性の低下に見舞われている点を反映し、今回の見直しは事実上の格下げとなった。AAA格付けが付与されたCDO銘柄は無くなり、最も高い格付けはAAとなった。

S&Pは格付け見直しの要因として以下の3点を挙げている。

第1に、価格の変動性増大と流動性不足に対する懸念を指摘している。原資産となるヘッジファンド全体が低迷している現在、CDO市場にマイナス要因が加われば、CDOの価格安定性と流動性が損なわれることが予測されるという。

第2に、ヘッジファンドの評価やレポートは信頼性に欠ける点を指摘している。ヘッジファンドは規制の対象ではないため、一般的に他の企業と比べて透明性が低い。また、ヘッジファンドは流動性の低い資産に投資することがあるが、流動性の低い金融商品は正確な市場価格の把握が困難である。とりわけ変動性が高く流動性が低い市場環境では、ヘッジファンドが報告する評価額には客観性が損なわれがちになると述べている。

第3に、投資先資産クラス及び投資戦略のリターンは、相関性が時間と共に変化するという傾向に言及している。特に不安定な相場ではリターンの相関性が著しく高まる可能性があり、分散投資効果によるCFOの安定的なリターンは損なわれることにつながるとしている。

S&Pは、今回の格付け見直しはヘッジファンド全体のシステミック・リスクに対するもので、S&Pが用いているCFOの評価モデル「Hedge Fund Evaluator」に与える影響はないとしている。

Dow Jones
18 Sep 2008 19:19 BST
PRESS RELEASE: S&P Criteria:Hedge Fnd Secs Risk Doesn't Support 'AAA' Rtgs

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