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米ヘッジファンド大手オク・ジフ、今年に入り株価半減するもパフォーマンス良好

金融銘柄の下落が続く中で、米ヘッジファンド大手オク・ジフ・キャピタルは、リスクを最小限にとどめる資産運用戦略で良好なパフォーマンスを上げており、株式投資の魅力が高まっている。【23日 ダウ・ジョーンズ】
オク・ジフ(Och-Ziff Capital Management、資産運用額330億ドル)の株価は年初の26ドル強から現在は12.58ドルに半減している。しかし、同社の良好なパフォーマンスを考慮すると、同業他社で米レバレッジド・バイアウト(LBO)大手のブラックストーン・グループ(Blackstone Group LP)やフォートレス・インベストメント・グループ(Fortress Investment Group LLC)に比べて、投資魅力が高まっているといわれる。

オク・ジフは今後、高リターンが期待できるディストレスト資産への投資ウエートを高めるとしている。オク・ジフのマスターファンドは、8月までの年初来リターンがマイナス0.36%と、業界平均のマイナス4%強や、S&P500種株価指数のマイナス15%強に比べ悪くはない状況にある。

オク・ジフは、転換社債アービトラージ戦略(割安な転換社債を買う一方で、同一発行体の株式を売却して利益を確保する戦略)以外はレバレッジを取らない。したがって、市場が好転しているときはそれほど高リターンとはならないが、代わりに市場が悪化しているときは、リターンの低下が最小限にとどまる特徴がある。

このため、米投資銀行キーフ・ブリュイエット・アンド・ウッズ(Keefe Bruyette & Woods:KBW)のアナリストは、「オク・ジフは、株価や債券の価格が下落しても利益を上げることを目指す絶対的リターンを目指している」とした上で、オク・ジフの株価目標をアウトパフォームの25ドルに設定している。

また、オク・ジフにはもう一つの強みがある。ブラックストーンやフォートレスは、レバレッジド・バイアウト(LBO)大手だが、オク・ジフは一部の小規模な企業買収を除けば、基本的にはLBOに対するエクスポージャーを持っていないことが挙げられる。

プライベートエクイティ(PE)業界で過去数年間に行われた大型の企業買収案件は、信用収縮や個人消費意欲の低下などから、問題債権化する可能性があると見られている。

ただ、オク・ジフやブラックストーンなどの大手上場ヘッジファンドの場合、投資資金が多くの戦略ファンドに分散化されているため、これ以上、高リターンを上げることは容易でなくなっているのが懸念材料となっている。

この点について、JPモルガンのアナリスト、ケネス・ワージントン(Kenneth Worthington)氏は、オク・ジフの場合、マスターファンドのポートフォリオ全体のリスク調整後リターンを示すシャープレシオが低下しているとし、成長性には問題があると指摘している。

Dow Jones
23 Sep 2008 19:00 BST
DJ TALES OF THE TAPE: Och-Ziff's Risk Aversion Could Be Reward

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