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米著名投資家ポールソンのヘッジファンド、英金融株の空売りポジションを開示

米著名投資家ジョン・ポールソン氏率いる運用会社などヘッジファンド各社が、先週から英国で導入された新規制を受けて金融株の空売りポジションを開示した。【24日 ウォールストリート・ジャーナル】
混迷を深める金融市場に対処すべく、世界各国の金融当局が相次いで短期の空売り禁止、及びポジション開示を義務付ける規制を導入している。規制の効果はまだ明らかとなっていないが、22日は世界の主要な株式市場で金融株が急落しており、23日も下落基調が続いている。

米著名ヘッジファンド・マネージャー、ジョン・ポールソン氏が率いる運用会社ポールソン・アンド・カンパニー(運用資産350億ドル)は昨年、サブプライム問題に端を発した住宅市場の大混乱に乗じてショート・ポジションをとり、数十億ドルもの大きなリターンを上げた。

同社が明らかにした情報によると、同社は現在、バークレイズ(Barclays)、HBOS、ロイズTSE(Lloyds TSB Group)、そして王立スコットランド銀行(Royal Bank of Scotland Group)と、英金融大手5社中4社の株式に対して、それぞれ0.87-1.76%余りのショート・ポジションをとっているという。

バークレイズに対しては、英ヘッジファンド運用会社ランズダウン・パートナーズ(Lansdowne Partners)も、19日時点で0.51%のショート・ポジションをとっていることを明らかにしている。一方バークレイズ・グローバル・インベスターズは、セント・ジェームズ・プレイスに対して、0.37%のショート・ポジションをとっているという。

ランズダウンとブルー・リッジ・キャピタル(Blue Ridge Capital)はアングロ・アイリッシュ銀行(Anglo Irish Bank)に対して、キニコ・アソシエイツ(Kynikos Associates)はアライド・アイリッシュ銀行(Allied Irish Banks)に対して、空売りポジションを取っているとしている。

こうしたヘッジファンドの空売り重視の方針転換は、オプション取引が鈍化していることを受けての対応で、ロング・ポジションを減らす一方で、ショート・ポジションを高めているヘッジファンドが増加しているという。

空売りは最近、金融銘柄の株価低迷の主犯として槍玉に上がっている。こうした状況を踏まえて、英金融当局の金融サービス機構(FSA)は先週18日、金融株に対して来年1月まで空売りを禁止する規制を導入すると発表した。

一方、米金融当局である証券取引委員会(SEC)は19日、金融機関799社を対象に空売りを10日間禁止する処置を発表した。しかし、SECは週明け22日、リスクヘッジなど正当な空売りは継続できるように一部規制を緩和すると訂正している。

Dow Jones
24 Sep 2008 00:40 BST
WSJ(9/24) Paulson Fund Reports UK Short Positions

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