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8月のヘッジファンド業界、全体ではマイナスでも戦略別によってはリターン好調

8月のHFNヘッジファンド・インデックスは総合指数がマイナスとなったものの、一部の戦略が好調なリターンを上げた。
米ヘッジファンド情報サイトのヘッジファンド・ネット(HFN)は18日、8月のヘッジファンド・インデックスの速報値を発表した。総合指数の「HFN Hedge Fund Aggregate Average」は8月がマイナス0.81%となり、年初来はマイナス3.32%に下落した。

8月は、長引く信用収縮、コモディティの下落、新興国市場での株価下落がヘッジファンドのパフォーマンス全体を押し下げた。「HFN Emerging Markets Average」はマイナス4.50%、年初来ではマイナス12.63%となっている。

ロシア、ブラジルは、コモディティ価格の下落による影響で7月からパフォーマンスの下落傾向が続いている。「HFN Brazil Average」は8月がマイナス5.05%、年初来がマイナス3.06%となり、「HFN Russia Average」は8月がマイナス7.30%、6-8月がマイナス18.67%、年初来がマイナス16.11%となった。

株式戦略のパフォーマンスは8月の厳しい市場環境を反映し、ロングオンリー戦略がマイナス1.87%、ショートバイアス戦略がマイナス2.03%となった。この2つの戦略が同時にマイナスを記録したのは、1988年以降、アジア通貨危機がピークを迎えていた1998年9月のほか、2004年5月、2008年6月、8月とわずか4回のみである。

その他の戦略を見ると、今年最も好調な戦略はモーゲージ証券戦略で、「HFN Mortgages Average」は8月がプラス1.57%、年初来がプラス18.56%となっている。また、オプション戦略のファンドが株式市場の高い変動性から利益を上げており、「HFN Options Strategy Average」は8月がプラス2.04%、年初来がプラス6.31%となった。

クオンツ戦略は反発を見せており、「HFN Statistical Arbitrage Average」は8月がマイナス0.19%、年初来がプラス3.26%となった。資産担保融資戦略は、伝統的金融機関の貸し渋りによる需要増大で、「HFN Asset Based Lending Average」は8月がプラス0.73%、年初来がプラス5.68%となった。コモディティ戦略は、ここ数ヶ月間の相場急落を回避することに成功し、「HFN CTA/Managed Futures Average」は8月がマイナス0.27%、年初来が9.33%となっている。

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