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米運用大手フォートレス、第3四半期は無配当―金融危機を好機と判断、資金確保を優先

米大手オルタナティブ投資会社フォートレスが25日、金融不安が広がる現状を絶好の投資機会と判断し、資金確保を優先するとして、第3四半期は無配当とすることを決定したと発表した。
フォートレス・インベストメント・グループ(Fortress Investment Group)のウェスリー・エデンズ(Wesley Edens)CEOは、声明の中で「金融市場の大混乱により、弊社が大きなリターンをあげる絶好の機会が増えている。特に銀行、保険会社、資産運用会社など金融関連への投資は空前の好機であると注目している。そのため、第3四半期においては無配当とし、その分を投資資金に回すべきだと判断した」と説明している。

またエデンズCEOは「運用資金を確保することによって、弊社はこうした投資機会を生かすことができるので正しい判断であると信じている。配当に関する方針は今後、投資機会が減ってきた時点で見直す予定だ」と語っている。

1998年に設立したフォートレス(運用資産350億ドル)は2007年2月に上場。上場後の株価は低迷しており、今年に入ってからは一時期、年初来で13%超の下落となっていた。上場以来の通算では30%近くの下落となっている。

しかし、金融市場が大混乱する中、フォートレスが安値で企業や資産を買収してリターンを上げることを予想して、同社の株価はこの2週間で38%も上昇。今回の発表を受けた25日は3.9%上昇している。

プライベート・エクイティ(PE)とヘッジファンド事業を展開するフォートレスは、2006年から2007年にかけては、ウォール街を揺るがすような大規模な企業買収で名を轟かせていたが、現在はディストレスト資産への投資にシフトしている。

フォートレスはこれまで、過去5四半期連続で1株22.5セントの配当を支払ってきた。今年第2四半期の配当は総額で9,150万ドルに達していた。

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