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ヘッジファンド淘汰の時代へ―これから生き残る投資戦略とは

リーマン破産と空売り禁止で運用成績が急速に悪化しているヘッジファンド業界は、投資家からの解約急増で清算の危機に直面、弱肉強食の淘汰の時代に入ったと、米バロンズ誌が同誌コラムで論じている。【27日 バロンズ】
ダウ・ジョーンズ・ヘッジファンド指数の戦略別パフォーマンスによると、9月までの年初来リターンがプラスとなっているヘッジファンド戦略は全くない状況だ。転換社債アービトラージ戦略とディストレスト戦略のリターンはそれぞれ7.96%と7.34%のマイナス。株式マーケットニュートラル戦略でさえマイナス1.85%となっている。

パフォーマンスの悪化を受けて、先週、英ヘッジファンドのパウ・キャピタル・マネジメント(Powe Capital Management)が運用する欧州株式ヘッジファンド「Modulus Europe」が清算に追い込まれ、フランスのADI(Alternative & Derivative Investments)もリーマン投資の失敗で5本の投資信託を清算している。

しかし、オースチン・キャピタル(Austin Capital Management)のブレント・マーチン(Brent Martin)氏は、すべてのヘッジファンドがクレジット市場危機の中で手をこまねいているわけではないと指摘する。

マーチン氏が推奨する戦略は、最近の株式市場の相場の乱高下に乗じてハイリターンを狙う、株価指数や個別株のボラティリティを先物やオプション取引で運用するボラティリティ・アービトラージ戦略だ。

マーチン氏は、「一日の取引で10ポイントも株価が動いたことがなかった安定した企業でも、最近では一日で20-30ポイントも乱高下しており、異常な状況だ」と指摘する。一方、一部のショート・オンリー戦略のヘッジファンドでさえ、ボラティリティ・アービトラージ戦略に強い関心を示している。

シーブリーズ・パートナーズ・マネジメント(Seabreeze Partners Management)のダグ・カース(Doug Kass)氏は、「投資機会はたくさんある」とし、「借入金依存型のビジネスモデルで窮地に陥っている企業、特に製造業を探すだけの問題だ」という。

米信用格付け大手スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は先週、過去3年間のジャンク級社債の債務不履行率は、2010年には23.2%と、1981年にこの種の調査を開始して以来、過去最高に達するという予測を明らかにしている。今後、金融機関の破綻が一般企業にも広がるということを示しており、ヘッジファンドにとって投資機会は広がりそうだ。

Dow Jones
27 Sep 2008 05:09 BST
Barron's(9/29) Fund Of Information: Hedge Funds Wash Out Of High-stakes Game

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