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米PE会社ベイン・キャピタルなど2社、リーマンの資産運用部門を21.5億ドルで買収

破産した米証券大手リーマン・ブラザーズは29日、米プライベート・エクイティ(PE)2社に、傘下の投資運用会社ニューバーガー・バーマンを含む投資部門を21.5億ドルで売却することで合意した。【30日 ウォールストリート・ジャーナル】
リーマン(Lehman Brothers Holdings Inc.)の投資部門を買収するのは、ベイン・キャピタル(Bain Capital LLC)と同業のヘルマン・アンド・フリードマン(Hellman & Friedman LLC)の2社。

2社はリーマンの投資運用部門とPE部門の一部を買収することで合意。なお、投資銀行部門や不動産投資部門は含まれていない。

今後、2社は新会社を折半出資で設立し、2009年初めまでにリーマンから買収した投資部門の各事業を吸収することにしている。新会社の資産運用額は約2,300億ドルとなる見通しだ。

リーマンは破産申請前、投資部門の売却については一括売却ではなく、発行済み株式の55%に限定した部分売却を計画していた。しかし、15日に連邦破産法第11条の適用を申請したあと、裁判所の判断で一括売却に方針を変更していた。

また、今回の2社の買収額については、リーマンの稼ぎ頭であるニューバーガー(Neuberger Berman)を含む投資部門の価値は当初、70億ドルと推定されており、大幅な減額での買収となったといえる。

ニューバーガーは2003年に26億ドルでリーマンによって買収されており、現在の資産運用額は1,300億ドルで、主に株式や債券に投資している。

買収は全額株式交換方式で行われる。これはクレジット市場がタイトなため、現金調達が困難な状況にあることに配慮したものだ。

リーマンの資産を管理する連邦破産裁判所のジェームズ・ペック(James Peck)判事は20日、英銀行大手バークレイズ(Barclays PLC)に対し、ニューバーガーを除く米国事業部門(投資部門収益の40%を占める)の買収を15.4億ドルで許可したが、今回の2社の買収額はそれを大幅に上回る。

ベイン(本社・シカゴ)は、未公開会社や債券、ヘッジファンドに投資しており、資産運用額は820億ドルとなっている。

一方、ヘルマン(本社・サンフランシスコ)は現在、英国のガートモア・インベストメント・マネジメント(Gartmore Investment Management)やモンドリアン・インベストメント・パートナーズ(Mondrian Investment Partners)などに出資している。

ヘルマンの創業者ウォーレン・ヘルマン(Warren Hellman)氏は1970年代にリーマンに20年間在籍し、社長を務めている。

ニューバーガーは1939年に創業された老舗で、現在、約120人の運用マネージャーを抱えている。2社は買収にあたって、ニューバーガーの運用マネージャーと契約交渉を行ったが、交渉が長期化した経緯があるだけに、今後、2社は独特の社風を持つといわれるニューバーガーへの柔軟な対応が求められそうだ。

Dow Jone
30 Sep 2008 01:28 BST
WSJ(9/30) Bain, Hellman Buy Neubergers

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