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株価の大幅下落でヘッジファンドの投げ売り拡大か―市場悪化に拍車かける

週明け(9月29日)の米株式市場の急落で、多くのヘッジファンドは保有株の売却を加速させており、さらに株価が下落するという悪循環に陥っている。【30日 ウォールストリート・ジャーナル】
株式市場にとって、2兆円の運用資産規模を誇るヘッジファンド業界からの投資資金の流入は相場を支える上で大きな魅力となっている。

しかし、最近のヘッジファンドのパフォーマンスは、20年ぶりの低水準となっているため、投資家から巨額の資金償還に迫られ、株価を買い支えることができなくなっている状況だ。

29日の株価暴落以前から、ヘッジファンドは運用資産の10-20%に相当する約4,000億ドルの資金が年内に投資家に償還されると見られている。

この4,000億ドルの一部は、運用が好調なヘッジファンドにシフトするにしても、資金償還の増加がヘッジファンドによる保有する株式などの資産の売却を加速させる要因になっており、株価暴落と重なって、さらに株式市場に打撃を与える結果となっている。

専門家は、資金償還の増加で、多くのヘッジファンドが今後数ヶ月で閉鎖される可能性が急速に高まると予想している。

JMP証券(JMP Securities)のマーク・リーマン(Mark Lehmann)氏は、「今後、多くのヘッジファンドが倒れるだろう。こうした状況から巻き戻されるとは思えない」と悲観的だ。

29日の株価暴落は、ヘッジファンドの大小を問わず、すべての戦略のヘッジファンドに打撃を与えている。シタデル・インベストメント・グループ(Citadel Investment Group)やTPGアクソン(TPG-Axon Capital)といった巨大ヘッジファンドもその例外ではない。

クック・パイン・キャピタル(Cook Pine Capital)のアナリストは、「2008年のスタート時に推定で約1万本もあったヘッジファンドのうち、最大20%が向こう1年から2年以内に破綻しても驚きではない」と話す。

米調査会社ヘッジファンド・リサーチによると、ヘッジファンドの先週までの年初来リターンの平均はマイナス10%となっている。

これは依然、主要な株価指標のパフォーマンスを上回っているものの、相場がどの方向に動いてもリターンを上げることを前提に高額な報酬を受け取っているヘッジファンドにとっては致命的で、運用不振のヘッジファンドに対する資金償還の動きは当面緩みそうにもない。

Dow Jones
30 Sep 2008 04:14 BST
WSJ(9/30) Hedge Funds May Be Forced To Sell Even More Stock

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