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ヘッジファンド各社、投資家のつなぎ止めに躍起―9月の償還請求は過去最多の見込み

投資家からの資金流出が相次ぐ中、ヘッジファンド各社は、投資家をつなぎ止めるために、報酬の引き下げや償還停止など一歩踏み込んだ処置をとり始めている。【1日 ウォールストリート・ジャーナル】
英ヘッジファンドRABキャピタルは先月30日、報酬の引き下げなどを条件に、旗艦ファンドにおいて3年間のロックアップ(償還停止)を実施することを、筆頭株主である鉄鋼会社ラクシュミ・ミッタル(Lakshmi Mittal)などの株主から承認を得たことを明らかにした。その結果、成功報酬は20%から15%へ、また管理手数料は2%から1%に引き下げられるという。

ヘッジファンドの業績が悪化する中、疑心暗鬼となっている投資家をつなぎ止めようとして、手数料の引き下げやロックアップ期間を設けるなど、立て直しを図るヘッジファンドが増えている。

先月30日は多くのファンドが年末解約の手続き期限であったが、9月は多くのヘッジファンドが過去最低の業績であったこともあり、償還請求は記録的な水準となる可能性があるとみられている。

償還請求はヘッジファンドのリターンを圧迫するだけでなく、返金に応じるためにヘッジファンドは資産の売却を余儀なくされる。結果として、相場のさらなる下落を招くことになる。今後、資産の投げ売りを避けるため、ヘッジファンド運用会社が償還を制限する動きが加速するとみられている。

RABのほかに、ブルーベイ・アセット・マネジメント(BlueBay Asset Management)、カムロス・キャピタル(Camulos Capital)、オーア・ヒル・パートナーズ(Ore Hill Partners)も、手数料の引き下げと引き換えに償還停止実施の承認を投資家に要請している。

ほかにヘッジファンドがとっている対策は、業績の悪化しているファンドの資産を別のアカウントに移すという、いわゆる「サイド・ポケット」(side pocket)である。サイド・ポケットを活用すれば、償還請求に応じるために資産をあわてて投げ売りする必要はなくなる。

アティカス・キャピタル(Atticus Capital)は、保有するドイツ証券取引所(Deutsche Borse )株をサイド・ポケットに移し変えた。ドイツ証券取引所の株価は年初来で約50%下落している。

Dow Jones
01 Oct 2008 01:03 BST
WSJ(10/1) Hedge Funds Deal To Keep Investors

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