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昨年最も成功したポールソン氏のヘッジファンド、今年のリターンも好調―プラス19%超

多くのヘッジファンドがリターンの悪化に苦しむ中で、著名ヘッジファンド・マネジャー、ジョン・ポールソン氏は年初来リターンがプラス19%超と高リターンを上げている。【1日 ファイナンシャル・ニュース】
米調査会社ヘッジファンド・リサーチによると、ヘッジファンド業界の8月末までの年初来リターンはマイナス4.85%と、1990年の調査開始以来18年ぶりの低水準となっている。

しかし、ポールソン(John Paulson)氏の運用会社が運用するファンドのうち「Paulson Advantage Plus Fund」の年初来リターンは、昨年のプラス158.75%には及ばないものの、プラス19.44%の高リターンで、2007年のローンチ時の資産運用額1億ドルから、現在は実に約90億ドルにまで急増している。

他のファンドのリターンも、「Advantage Fund」はプラス13.22%(昨年は100.15%)、「Credit Opportunities Fund II」はプラス12.95%(同351.72%)、「Credit Opportunities Fund」はプラス12.46%(同589.62%)、「Enhanced Fund」はプラス8.17%(同116.48%)、「International Fund」はプラス5.17%(同51.7%)などとなっている。

ポールソン氏のヘッジファンドは、英国の銀行銘柄に対するショート戦略で高リターンを上げており、昨年は業界トップクラスのリターンを上げている。現在のポールソン氏のファンドの資産運用額は6月末時点で350億ドルと、業界トップ10の一角を占めている。

先週、ポールソン氏は、英大手銀行のHBOSやロイズTSB(Lloyds TSB)、バークレイズ(Barclays)、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(Royal Bank of Scotland)に対し、ショートポジションを取っていることを明らかにしている。ショートの信用残高は、それぞれの銀行の発行済み株式の0.9-1.8%となっている。

ポールソン氏の銀行ショート戦略は、2006年当時に遡る。当時、銀行はトリプルB格のサブプライム住宅ローン担保証券を対象とするクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)を売却していた。それに注目したのが成功の要因となった。今年のファンドの高リターンを見る限り、こうした銀行ショート戦略が引き続き有効であることを物語っている。

Dow Jones
01 Oct 2008 12:35 BST
DJ Financial News: Paulson Breaks Record As Returns Defy Downturn

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