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金融危機で促進されるファンド・オブ・ヘッジファンズ業界の再編

ファンド・オブ・ヘッジファンズ(FoHF)業界は、パフォーマンスの悪化と投資家からの資金償還請求の増大で、窮地に立たされている。【3日 ウォールストリート・ジャーナル】
米調査会社ヘッジファンド・リサーチによると、FoHF業界の8月末までの年初来リターンはマイナス6.4%で、ヘッジファンド業界のマイナス4.9%を上回っている。また、9月のヘッジファンド業界のパフォーマンスは過去最悪となっており、ヘッジファンドに投資しているFoHFにとっても対岸の火事ではない状況だ。

こうしたパフォーマンスの悪化から、投資家はFoHFとの投資委託契約を解約、資金償還を求めるケースが後を絶たない。一部のFoHFでは、運用資産の20%が資金償還された事例もあるほどだ。

資金償還の増加で、FoHFは償還に必要な資金を手当てするため、保有資産を売却せざるを得なくなり、市場環境が一段と悪化するという悪循環が起きている。特に、FoHFは資産運用規模が2兆ドルといわれるヘッジファンド業界の40%を占める存在だけに、その影響は大きい。

投資家は、FoHFに1.5%の年間信託手数料と5-10%の成功報酬を支払うが、これらの費用は個々のヘッジファンドに対して支払われる手数料に上積みされる。そのため、FoHFのパフォーマンスが悪化している状況では割に合わず、解約が増加する一因ともなっている。

業界関係者は、FoHF業界の今年末時点の資産運用額は、年初の水準を下回る可能性があると予想している。過去5年間は、FoHF業界では新規資金の流入超が続いていたが、今年上期には資金流入が大幅に減少しているからだ。

さらに、FoHF業界にとって痛手となっているのは、FoHFが投資先のヘッジファンドに対し解約請求しても数ヶ月、あるいは、数年のロックアップ(解約停止)に直面するのに対し、FoHFの投資家は毎日、あるいは、1ヶ月単位ですぐに解約できることだ。

その結果、FoHFは資金償還に必要な現金保有を増やさなければならず、FoHF業界の一部では、異例の措置として、資金償還を制限することを検討しているという。

Dow Jones
03 Oct 2008 01:09 BST
WSJ(10/3) Not Much Fun Now With the Fund of Funds

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