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特定銘柄に集中投資するヘッジファンド、高リターンから一転し損失拡大の危機へ

金融危機によりヘッジファンド業界全体が苦戦を強いられているが、中でも特定の銘柄に対して集中して投資する株式ロング戦略のヘッジファンドは、パフォーマンスが急速に悪化している。【6日 ウォールストリート・ジャーナル】
ここ数年、高いリターンが見込めたことから、特定の銘柄に対して大きなポジションを長期間とるヘッジファンドが増加傾向にあった。この戦略は市場が上昇基調のときであれば、高リターンを上げるヘッジファンドのポジションに他の投資家も同調することで、功を奏していた。しかし、最近の市場混乱で、一部のヘッジファンドは、特定の銘柄におけるポジションが大きすぎて身動きができず損失を被っている。

RABキャピタルは、全エクスポージャーの29%超が4つの銘柄に集中しているが、保有銘柄の株価下落により巨額の損失を被り、一部傘下ファンドにおいて償還を制限している。ハービンジャー・キャピタルは最新の届け出によると、全エクスポージャーのおよそ半分が7つの銘柄に集中しているという。

特定の銘柄において大きなポジションを取っていると、足かせとなる可能性がある。1つの銘柄において5%以上保有すると、有価証券報告書を通じてポジションの状況を開示する義務があるからだ。競合他社は報告書を通じて、同戦略をとるヘッジファンドが何を売却、また保有しているか一目瞭然となる。そのため、業績悪化に苦しむヘッジファンドが保有する銘柄に対して、空売りを仕掛ける動きが活発になっている。

一方で、ヘッジファンドが買い増している銘柄は、ヘッジファンドの業績が悪化した際に投げ売りされる可能性が高いため、一般の投資家が敬遠して追い討ちをかけている。

ゴールドマン・サックスによると、ヘッジファンドが高い比率で保有している銘柄は9月、平均して19%下落したという。ベンチマークであるS&P500種株価指数は9%超の下落であった。

Dow Jones
06 Oct 2008 01:00 BST
WSJ(10/6) Heard On The Street: Big Bets Bite Fund Managers

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