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中国・ロシア株のヘッジファンド、リターンが急激に悪化―償還請求受け株式売却が拡大

中国とロシアの株式に投資するヘッジファンドのリターンが最近、急速に悪化している。【6日 ファイナンシャル・ニュース】
これは、株式ロング・ショート戦略の運用マネージャーが空売りに躊躇していることもあるが、その一方で、ロシア市場でのウエートが大きい英系ヘッジファンドが、レバレッジ解消や資金償還に必要な資金調達のため、積極的に中国とロシアの株式を売却しているのが原因と見られている。

中国株の著名なファンドとしては、ヘリテージ・ファンド・マネジメント(Heritage Fund Management)傘下の「The 788 China Fund」があるが、8月末までの年初来リターンはマイナス78.16%で、同時期の上海株価総合指数のマイナス58.53%を上回るほど悪化している。

ロシア株ファンドも同様だ。ベンチマークのRTS株価指数は、9月12日までの月間騰落率がマイナス19%となっている。それに対し、ロシア株のヘッジファンド「Kazimir Russia Growth」はマイナス8.34%と、RTSほどは悪化しなかった。ただし、同ファンドの年初以来リターンはマイナス25.11%となっている。

ロシアでは、9月中旬に月間騰落率がマイナス30%となったため、2日間の取引停止措置が取られた。9月19日から売買が再開されたものの、それでもRTS株価指数の回復はマイナス22%にとどまった。

この時点で、ロシア株ヘッジファンドの「Firebird Republics Fund」は、9月の月間リターンがマイナス12.82%(年初来リターンはマイナス35.64%)、「Firebird New Russia Fund」もマイナス15.9%(同マイナス33.16%)となっている。

「Firebird Republics Fund」の運用に携わるイアン・ヘイグ(Ian Hague)氏は、「株式ロング・ショート戦略ファンドのパフォーマンスを見る限り、空売りが行われていない」と指摘。その上で、同氏は「ロシアの株式にネイキッド・ショート・セリング(裏づけのない空売り)するほどの信頼性がない」という。

ウォームス・アセット・マネジメント(Wermuth Asset Management)のヨッヘン・ウォームス(Jochen Wermuth)最高投資責任者も、「ロシア市場は疑心暗鬼になっている」と指摘。

その上で、同氏は「ロシア経済が今後数年間、経済成長を続けるという事実が忘れられている。株価がかなり値下がりしてきているので、株式の購入を増やしている」と述べている。同氏が指摘するように、ロシア市場の方向性に確信を持てないことが空売りを躊躇させているようだ。

Dow Jones
06 Oct 2008 14:24 BST
DJ Financial News: Hedge Funds Share Emerging Markets Pain

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