トップ >  米CMEとヘッジファンド大手シタデル、CDSの電子取引市場開設を準備



米CMEとヘッジファンド大手シタデル、CDSの電子取引市場開設を準備

シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)を運営しているCMEグループと米ヘッジファンド運用大手シタデルが、CDSの清算機能を持つ電子取引市場を開設する準備を進めている。【7日 ウォールストリート・ジャーナル】
CME(CME Group Inc.)のクレイグ・ドナヒュー(Craig Donohue)最高経営責任者によると、両者は数ヶ月前から、規制当局と協議しながら、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)のトレーディングと清算を行うプラットフォームの構築を進めているという。

CDS取引に対する規制は緩やかなため、世界保険最大手AIG(American International Group Inc.)のように、CDS絡みの損失拡大で経営が破綻するケースも出ており、最近の金融市場混乱の原因ともなっている。

CMEとシタデル・インベストメント・グループ(Citadel Investment Group)は、11月初旬をメドに、CDSの電子取引市場を稼動させる計画。取引形態は証券取引所と同じで、ヘッジファンドや銀行などの投資家は、CDSのインデックス売買や個別のCDSスワップを匿名で行うことができる。

清算機能については、投資家がCDS取引を安心して行えるよう、CMEがクリアリングハウス(清算機構)機能を提供する。また、電子取引市場の場外で行われたディーラー間のCDS取引の清算も行う計画だ。

ただ、CMEとシタデルの電子取引所が十分な取引高を確保できるか、また、クリアリングハウスが大手のCDSディーラーから支持されるかは不透明だ。シカゴのクリアリング・コープ(Clearing Corp.)も、同様なCDSのクリアリングハウスの創設を目指しており、大手ディーラーの支持を受けているからだ。

スタンフォード・C・バーンスタイン(Sanford C. Bernstein & Co.)のアナリストは、CDS市場は大手ディーラーがCDS市場の約90%を占め、高い手数料収入を上げているのが実態で、清算機能の集中化によって手数料収入が見込めなくなる欠点もあると指摘する。

しかし、シタデルはCDSなどのデリバティブ取引では大手であるため、他の資産運用会社や銀行を巻き込むことが可能で、シタデル自体も特定のCDSについてはマーケットメイクを行うとしている。

一方、FRB(米連邦準備制度理事会)傘下のニューヨーク連銀も6日、資産運用会社や銀行、さらに、CMEやロンドンの先物取引所ICEフューチャーズ・ヨーロッパ(旧IPE)、デリバティブ電子取引企業であるクレディテックス(Creditex)の代表も加わり、CDS電子取引所の創設状況を検討すると発表している。

CDS市場は現在、55兆ドルの社債をカバーしており、10年前の1,440億ドルから急拡大している。ただ、CDSは相対取引のため、取引量やCDS価格が公表されないことから、早期の市場の透明化が期待されている。

Dow Jones
07 Oct 2008 05:00 BST
WSJ(10/7) Electronic Platform For CDS Is Proposed

米CMEとヘッジファンド大手シタデル、CDSの電子取引市場開設を準備に関連する記事

2008年10月の記事一覧です。

年月別ヘッジファンド情報

紹介したくなる不動産投資会社

おすすめ:不動産投資で、友人に紹介できる企業とは 自分の友人・知人に誰かを紹介する、ということはある意味で大きなリスクを伴います。紹介し・・・

年収41億円の女性トレーダー

おすすめ:年収41億円、世界有数の女性トレーダー 米経済誌フォーブスは昨年2011年のヘッジファンドマネージャーの報酬ランキング上位40・・・

住まいづくりのベストパートナー

おすすめ:研ぎ澄まされた「日本の邸宅」がここに。 “Klass Design”  理想の住まい、そして快適な暮らしを手にするためには、自分にとっての最適な伴走者(パー・・・

簡単登録でメルマガ配信。YUCASEE MEDIAメルマガ登録で限定プレゼントへの応募も!

RSS情報 RSS feed


フォローする Twitterでフォローする


他社リリース情報

YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)とは