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欧州ヘッジファンド自主規制団体、新たに10社加入―当局による規制強化に懸念表明

欧州のヘッジファンド自主規制団体、ヘッジファンド基準審議会は8日、新たに運用会社10社が加入することを発表した。また、同審議会議長が発表に際し、空売り禁止など最近の性急な規制導入に対して懸念を表明した。
ヘッジファンド基準審議会(Hedge Fund Standards Board、HFSB)は、当初会員の14社と新たに加入した10社の運用資産を合計すると、欧州ヘッジファンド全体の約半分の規模に達するという。HFSBに加入した運用会社は、同団体が策定した自主規制規準を遵守することが求められる。

ゴールドマン・サックスの元役員であるアントニオ・ボルヘス(Antonio Borges)議長は、ロイターとのインタビューに際し「最近になって性急に導入された規制の中には、生産的とはいえないものがある」と指摘した。HFSBに加入している運用会社が活動する欧州各国においても、米国と同様に金融株に対する空売り禁止などの規制が実施されている。

同議長は「現在、政治的圧力がかつてないほど高まっており、規制を導入することで事態が改善するのか、冷静に見極めることが難しくなっている。ヘッジファンド業界に対する悪評が世論を扇動し、政治家はそうした声に応えようとしているが、結果としてヘッジファンドだけでなく、すべての人が不利益となるような方向に動いている。本来、空売りは、市場全体の流動性を保つために不可欠なものだ」と主張している。

その上で同議長は「ヘッジファンドに対する視線がかつてないほど厳しい今こそ、業界全体が自主規制を遵守して、自ら責任を果たしていることを示すことが、以前にも増して重要となってきている」と語った。

HFSBに新たに加入するのは次の10社となる。
・アローグラス・キャピタル(Arrowgrass Capital)
・ブラックロック・インベストメント(BlackRock Investment)の欧州部門、
・コンコルディア・アドバイザーズ(Concordia Advisors)、
・GLC Ltd
・モントリカ・インベストメント(Montrica Investment)、
・ニュー・スター・アセット(New Star Asset)
・オータス・キャピタル(Otus Capital)
・プロキシマ・アルファ(Proxima Alfa)
・ルビー・キャピタル(Ruby Capital)
・サブレ・ファンド(Sabre Fund)

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