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米国の大手ヘッジファンド、株価変動の激化避け株式ポートフォリオの大半を現金化

13日の米株式市場の記録的な反発にもかかわらず、大手ヘッジファンドは株式離れを進めており、現金、または現金相当の流動性の高い資産にシフトしている。【14日 ウォールストリート・ジャーナル】
SACキャピタル・アドバイザーズ(SAC Capital Advisors)を率いるスティーブン・コーエン(Steven Cohen)氏もその一人だ。同氏は運用資産140億ドルの半分に当たる約70億ドルを株式市場から短期金融市場や他の短期資産に投資先をシフトしている。

関係者によると、コーエン氏は株式の短期売買で有名なファンド・マネージャーとして知られるが、年内までは、自身が運用するわずかな株式投資を除き、その他のファンドでは株式ポートフォリオの大半を解消する方針だという。

このほか、ミレニアム・パートナーズ(Millennium Partners)を率いるイスラエル・イングランダー(Israel Englander)氏も運用資産140億ドルのうち、今夏とここ数週間で、計60億ドルを株式投資から現金にシフトしている。

また、運用資産350億ドルを誇るポールソン(Paulson & Co.)のジョン・ポールソン(John Paulson)氏も大半を現金相当資産にシフトしているという状況だ。

ゴールドマン・サックス・グループ(Goldman Sachs Group Inc.)のアナリスト、デービッド・コスティン(David Kostin)氏は、ヘッジファンド業界では、ここ最近、4,000億ドルの運用資産が現金相当の資産に振り向けられた、と指摘している。

現金へのシフトが活発化している理由について、コスティン氏は、一部のヘッジファンドが投資家からの解約請求で資金償還に応じるため、保有株の換金売りをしているとしているが、コーエン氏やイングランダー氏の場合は、株式相場の変動の激化や投資家のろうばい売りを受けたリスク回避と見られている。

一部のヘッジファンドによる大量の株式売却は今月初めから始まり、株式相場の急落の一因になったといわれている。コーエン氏も先週、同氏の下で運用を任されている50人のファンド・マネージャーの株式ポートフォリオを処分させ、保有株の半分を売却したという。

コーエン氏もマイケル・スタインハート(Michael Steinhardt)氏やジョージ・ソロス(George Soros)氏、ジュリアン・ロバートソン(Julian Robertson)氏といった古参のヘッジファンドマネージャーに倣って、市場環境が改善するまでは手元に現金を集めて、静観する構えのようだ。

Dow Jones
14 Oct 2008 04:02 BST
WSJ(10/14) `Smart Money' Stays On The Sides

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