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米ヘッジファンド大手シタデル、業績悪化のうわさ広がり火消しに躍起

米ヘッジファンド大手シタデルは、パフォーマンスが低迷を受けて業績悪化が公表したが、実体はさらに深刻とのうわさが広がり、シタデル側が火消しに躍起になっている。【16日 ウォールストリート・ジャーナル】
シタデル・インベストメント・グループ(Citadel Investment Group)は今年に入ってパフォーマンスが悪化しており、年初来リターンがマイナス26-30%にまで落ち込んでいることを明らかにしている。しかしここ数日、実際の業績の悪化はより深刻とのうわさが市場関係者に広がっているという。

14日に金融情報サイト「ディールブレーカー(Dealbreaker)」がうわさに関する記事を掲載すると、シタデル側から抗議があり、1時間もしないうちに同記事はサイトから削除された。しかし、翌日の午後には、そのうわさはウォール街のみならず、世界中の金融市場に知れ渡ってしまった。

シタデルのケネス・グリフィン(Kenneth Griffin)代表は、15日付けで投資家宛てに送付した書簡において「9月は、弊社の歴史において最悪の月だった。異常ともいえる相場の動きを予想できなかった。また、当局の方針というよりは世論に迎合した規制強化により、転換社債アービトラージ戦略を柱とする弊社のパフォーマンスは、前例にないほど悪化した。現在の金融危機が収束するまで、パフォーマンスはしばらく不安定なまま推移するだろう」と述べている。

しかし同時に「幸いなことに、弊社はまだ借り入れ枠に余裕があり、また借り入れ条件の厳格化にも直面していない。大手格付け会社S&Pは先週、弊社の長期及び短期発行体格付けを、それぞれBBB-とA-2で据え置き、投資適格級を維持している。また弊社は、手元に現金を60億ドル保有しており、経営基盤は磐石だ」とアピールし、うわさを一蹴した。

シタデルは、多くのヘッジファンドと異なり、プライム・ブローカーに頼らず、直接市場で債券を発行して資金調達している。一方、S&Pはシタデルの債券に関する見通しを「安定的」から「ネガティブ」に下方修正している。

Dow Jones
16 Oct 2008 00:13 BST
WSJ(10/16) Citadel Dispels Web Rumors, Can't Mask Bad Year

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