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株価続落の原因、ヘッジファンドではなく投資信託の資金確保―米トリムタブス調査

ヘッジファンドによる投売りは、金融混乱を悪化させる要因とされているが、ここ数週間で沈静化しつつあることが米調査会社のレポートで明らかになった。【17日 ダウ・ジョーンズ】
トリムタブス(TrimTabs Investment Research)が16日に発表したレポートによると、ヘッジファンドの投げ売りが一段落しつつあるという。また、ファンドの投げ売りが収まっても、株価下落に歯止めがかかったわけではないと指摘している。同社は、ヘッジファンド、投資信託、ETFなどの資金流出入を定期的に調査している。

9月はヘッジファンドの運用成績が過去10年で最低水準だったこともあり、投資家からの償還請求が少なくても430億ドルに達したという。今後年内に償還請求はさらに拡大するとみられているが、トリムタブスによると、多くのヘッジファンドはすでにかなりのポジションを解消したため、償還に対応するための資金を十分に確保しているという。

トリムタブスの創業者、チャールズ・バイダーマン(Charles Biderman)氏は「ヘッジファンドはすでに投げ売りの主役ではない」と述べている。

先月、一連の投げ売りによって、ヘッジファンドが大きなポジションを取っていた特定の銘柄が大きく値を下げた。ヘッジファンドの投げ売りが一段落し、すでに十分な現金を確保しているならば、こうした銘柄への売り圧力は軽減されていたと考えられる。

しかし、バイダーマン氏は「株式市場には新たな売り手が登場し、下落に歯止めがかかっていない」とし「現在、市場の下落圧力となっているのは、もはやヘッジファンドではない。投げ売りは投資信託によるものだ」と指摘している。

投資信託は10月に入って、個人投資家が金融危機に動揺したため、1日につきおよそ50億ドルの償還請求を受けているという。今月に入って、株式相場は取引時間の最後の1時間に急落することが何度かあった。原因は、投資信託の運用会社が毎日午後に償還の報告を受け、翌朝までに投資家に返金する資金を確保するために、午後にあわてて投げ売りするからだとバイダーマン氏は説明する。

投資信託による清算は、投資家が納税に向けて解約する動きもあるため、年内いっぱい続くだろうとバイダーマン氏は予想している。

Dow Jones
17 Oct 2008 00:25 BST
Forced Hedge Fund Selling May Be Over For Now, TrimTabs Says

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