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ヘッジファンドも多数出資する白紙小切手会社「SPAC」―人気衰えず

市場が大きく変動する中で、SPAC(special purpose acquisition companies:特別目的買収会社)に対する投資の人気は衰えておらず、ヘッジファンドなどから新規の資金が流入し続けていると、30日付けのフィナンシャルニュース(USオンライン版)が報じている。
SPACとは、企業を買収するために設立される会社で、株式を公開して資金調達し、その資金を未公開企業などの買収に当てる。株式公開時点では、買収対象や事業展開などが一切明らかにされないため「Blank cheque(白紙小切手会社)」と呼ばれることがある。

フィナンシャルニュースによると、少なくとも75本のヘッジファンドがSPACに投資をしており、企業買収による収益機会を狙っているという。企業買収はこれまで、金融機関からの借り入れによって資金を調達していたが、市場環境の悪化で調達が急減し、SPACのような新たな投資ビークルが利用される傾向が強まっている。

SPACに投資するヘッジファンドとしては、フォートレスやオクジフ、ピーコット、SAC、チューダーなど、米国で著名な運用会社や大手の運用会社も多く含まれており、SPACの新たな投資筋として浮上してきているという。

企業買収による収益獲得は、本来であればプライベート・エクイティ会社が得意とするところだが、プライベート・エクイティの場合、買収に必要な資金を借り入れによって準備しなければならない。銀行が融資を引き締めていることから、多くのプライベート・エクイティが買収計画を一時保留にせざるを得ない状態が続いている。

一方、市場のボラティリティは高まっており、買収のターゲットとなる企業の株価は大きく下落している。ある大手ヘッジファンド運用会社のファンド・マネージャーは、取材に対し「現在、多くの興味深い企業買収の機会が市場にある。多く株式が低PERで取引されている」と指摘している。



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