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ヘッジファンド各社、投資家に書簡で償還見直しを要請―追加投資求めるファンドも

ヘッジファンド各社が10月上旬、投資家宛てに送った書簡の内容について、ダウ・ジョーンズが報じている。書簡では、投資家に対して冷静さを求め、資金引き出しを見直すよう促す文面が見られるという。【20日 ダウ・ジョーンズ】
10月上旬に投資家に送付された最新の書簡の中で、オークツリー・キャピタル(Oaktree Capital Management)は、直近の数週間を「設立以来最大のパニック」と表現した。また、トンティン・アソシエイツ(Tontine Associates)は「途方にくれている」とコメントしている。

しかし、ヘッジファンドが最も強調したのは、投資家に対して冷静さを求めることだ。今後さらに償還請求が拡大するのを阻止したいというのが、ヘッジファンド側の本音といえる。そのため、多くのヘッジファンドは、運用における最大の懸念材料は、自らの市場環境の読み間違いではなく、投資家の理解不足や政府による思いつきの対応にあると示唆している。

一方で、原因分析に関しては短い記述が目立った。中でも、コモディティ市場のバブルが弾けたことを、理由に挙げているヘッジファンドが多かった。

オークツリーのハワード・マーク(Howard Marks)氏は、最近の市場混乱は「ブラック・スワン」現象だと指摘している。「ブラック・スワン」現象とは、非常にまれで予測不可能だが、必ず発生する可能性があり、発生した場合は甚大な影響をもたらす事態を意味する。87年のブラックマンデーなどが該当する。

実際、最近の相場の混乱、銀行の経営難や信用収縮がいつごろ発生するか正確に予想できた人はいないが、多くの専門家が昨夏以降、そうした問題が発生する可能性があると警告していた。

ヘッジファンドによっては、「すでに大きなリターンを見込める投資先を確保している」として、さらに出資を募るヘッジファンドもある。トンティンは、過去数年間に多くの鉄鋼銘柄に投資してきたが、今後数ヶ月間で特に注目すべき投資対象として、再び鉄鋼セクターに目を向けている。しかし、これまでに鉄鋼・エンジニアリング・建設株が下落したことで、ポジションが縮小してしまっているという。

またトンティンは、地方銀行の株式が継続して市場を上回っていることに注目し、「我々は、地方銀行の収益が今後数年間で著しく伸びると考えており、投資を拡大している」と書簡で述べている。

Dow Jones
20 Oct 2008 22:18 BST
Hedge Fund Managers Defensive In Tone, Aggressive In Strategy

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