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ドイツ証取の監査役会長の辞任発表―英TCIなどヘッジファンドの提案が支持獲得

ドイツ証券取引所は20日、クルト・フィアメッツ(Kurt Viermetz)監査役会長が12月8日付で辞任すると発表した。
フィアメッツ監査役会長の辞任は、経営改革を求めてドイツ証取の経営陣と対立していた英国のアクティビスト・ヘッジファンド、ザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド(TCI)と米国のヘッジファンドの2社が要求していたもの。

今後は、監査役会の次期会長ポストをめぐって、ヘッジファンド2社と経営陣との新たな対立が予想されている。

フィアメッツ会長は、声明文の中で「今年夏から監査役会の候補者を選出する委員会がスタートし、数週間後には来年5月の株主総会に提案する議案をまとめる見通しだ」とした上で、「来年で70歳を迎えるにあたり、後進に道を譲るべきだと決断した」と述べている。

TCIと米国のヘッジファンド運用会社アティカス・キャピタル(Atticus Capital)は,
合計でドイツ証取の19.9%を保有する大株主で、ドイツ証取の株主価値の最大化を目指して経営改革を要求している。その一環として、フィアメッツ会長の辞任の是非を問う臨時株主総会の開催を求めていた。

フィアメッツ会長の進退問題については、ヘッジファンド2社からの圧力だけではなく、ドイツ政財界や監査役会の内部からも辞任を求める動きが活発化していた。

フィアメッツ会長は、ドイツの金融システムを脅かしている不動産金融最大手ハイポ・リアル・エステート・ホールディング(Hypo Real Estate Holding AG)の監査役会長も務めている。

ペア・シュタインブリュック(Peer Steinbrueck)財務相と金融界は、ハイポ救済で最大500億ユーロの金融支援策を決定したが、その後、フィアメッツ氏の引責辞任を要求するなど、フィアメッツ会長に対する風当たりを強まる一方だった。

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