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豪金融当局、空売り禁止措置を期間延長―ヘッジファンドから批判の声

豪金融当局が21日に発表した空売り禁止措置の延長に対し、実効性に疑いを抱くヘッジファンドが批判の声をあげている。【21日 ダウ・ジョーンズ】
豪証券投資委員会(ASIC)は、不安定な市場環境が回復していないとして空売りの禁止を延長することを決定した。豪州の空売り禁止は、実株を確保していない場合(naked)だけでなく、確保した場合(covered)もその対象となる。非金融銘柄は11月18日、金融銘柄は1月27日まで、それぞれ措置が延長されることになった。空売りの禁止が株式市場の混乱を悪化させているとの懸念があり、ASICにはヘッジファンドなどから禁止措置の解除を求める圧力が加わっている。豪ヘッジファンド業界団体の豪オルタナティブ投資運用協会(Alternative Investment Management Association of Australia)で会長を務めるキム・アイビー(Kim Ivey)氏は、声明で「禁止措置を導入した当初の目的は市場の安定化だったが、これが失敗に終わったことは明らかだ。豪州は、世界でも有数の最も信頼できる金融システムを持つ国であり、ASICが禁止措置を解除しない理由が見当たらない」とコメントしている。豪ヘッジファンド運用会社MM&Eキャピタルの幹部トム・エリオット氏は、豪政府が国内銀行の預金を全額保護すると発表したことを踏まえ、当局が金融株と非金融株の扱いを区別していることに疑義を呈している。またエリオット氏は、禁止措置の延長によって、オフショア投資家の豪州に対する評価が悪化する可能性を指摘し、「私は現在出席しているヘッジファンドの会合では、空売りを禁止したロシア、パキスタン、豪州に関する議論が続いている。ヘッジファンドは、豪州を規制の過剰な過保護国家だと見なしている」という。一方、豪ヘッジファンド運用会社フォーティチュード・キャピタル(Fortitude Capital)の最高投資責任者(CIO)ジョン・コール氏は、今回の決定には失望したものの、大きな驚きではないという。コール氏は、ASICが米証券取引委員会(SEC)のように空売りが市場に与える効用に関して言及し、オフショア投資家の不安を和らげることを期待していたという。

Dow Jones
21 Oct 2008 02:50 BST
DJ UPDATE:Australia's ASIC Extends Ban On Covered Short-Selling

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