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米運用大手ブラックロック、第3四半期は15%の減益―運用資産は12%減少

米大手運用会社ブラックロックは21日、7-9月期決算を発表し、純利益が前年同期比で15%減少、運用資産が前期比で12%減少となった。【21日 ウォールストリート・ジャーナル】
ブラックロックは第3四半期、純利益が前年同期の2億5,520万ドル(1株あたり1.94ドル)から15%減少して2億1,770万ドル(1株あたり1.62ドル)、運用資産額が前期比12%減の1.26兆ドルとなった。収益は前期からほぼ横ばいの13.1億ドル。継続事業による調整済み利益は1株あたり2.09ドルで、アナリスト予想の1.96ドルを上回った。同社は、業績悪化の要因として、資産価値の低下、MMFからの資金流出、ドル高を挙げている。また市場環境の悪化によって投資家のファンド購入が低迷し、すべての資産クラスにおいて評価価値が低下したと指摘している。決算発表を受けて、ブラックロックの株価は21日、9%下落した。同社のローレンス・フィンク(Laurence Fink)会長兼CEOは声明文の中で「分散投資が効果を発揮しなかったのは、経験上初めてのことだ。すべての資産クラスが低迷したため、市場参加者で影響を受けなかった者は誰もいないだろう」と語っている。投資信託業界は、9月に入って記録的な資産の流出に見舞われている。10月第2週までに、株式ファンドの資産は、資金の流出のほか保有資産の評価価値の低下により、35%超減少している。米調査会社トリムタブス(TrimTabs Investment Research)によると、10月に入って、債券ファンドも資金の2.5%が流出したという。ブラックロックによると、第3四半期において、傘下の債券ファンドの純流出は42億ドルに達し、株式ファンドの純流出は25億ドルであったという。オルタナティブ資産も10億ドルの流出に見舞われたとしている。また同社は、MMFからの資金の純流出が416億ドルに達したという。9月半ばに、著名なMMFファンド「Reserve Primary Fund」で損失を被ったことが大きく響いたとみられている。フィンク会長は「金融業界を襲った損失の大きさとすさまじい再編成の動きの中で、大きな流れの転換もなく、投資家心理はかなり冷え込んでいる」と分析。その上で「顧客は保有資産及び負債を今一度点検し、投資配分の見直しを図り、新たな投資戦略を打ち出す必要があるだろう。実際、弊社の顧客からは、個々のニーズに即した新たな投資戦略を求められている」とつけ加えている。

Dow Jones
21 Oct 2008 22:59 BST
WSJ(10/22) Fund Track: Mutual-Fund Flight Hits BlackRock

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