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ヘッジファンド受益証券市場、かつてない活況に―解約制限懸念で

ヘッジファンドの運用成績が一段と悪化するなかで、ヘッジファンドの受益証券市場がかつて例を見ないほどの活況になっている。【22日 ウォールストリート・ジャーナル】
米国で唯一のヘッジファンド受益証券の電子取引市場として買主と売主のマッチングを行っているヘッジベイ・トレーディング(Hedgebay Trading)によると、受益証券売買はかつてない盛り上がりを見せている。極端な場合、売り手は最大で50%ものディスカウントを余儀なくされた事例もあったという。ヘッジベイの広報担当、アナスタシア・ブルックス(Anastacia Brooks)氏は、「ヘッジファンドの隆盛期には、高いパフォーマンスのヘッジファンドの受益証券にはプレミアムが付いていたが、現在は、反対に、ほとんどの受益証券がディスカウント価格で売られている」という。ヘッジベイで売られた受益証券の平均ディスカウント率は、1-8月期の1.6%から1-9月期には3.5%に急伸した。9月だけで受益証券の価値下落が進んだことを示しているが、今後も年末にかけてディスカウント率はさらに上昇する見通しだ。こうした投資家による受益証券の売却が急増した背景には、パフォーマンスの悪化で投資家のヘッジファンド離れが進む中、ヘッジファンドは解約に伴う投資家への資金償還を制限するゲート条項やロックアップ(解約停止)を適用していることがある。このため、投資家は換金の必要に迫られて、あるいは、これ以上の損失を回避するため、ヘッジファンドの受益証券を相対取引で売買する流通市場に流れ込んでいるという。また、将来投資先のヘッジファンドが解約制限を適用するのではないかという不安から、予防的に受益証券を売却する投資家も少なくない。また、こうした流通市場を利用する投資家は個人の投資家にとどまらず、ヘッジファンドに投資しているファンド・オブ・ヘッジファンズ(FoHF)や年金基金などの大口投資家にまで広がりを見せ始めている。一方で、こうした割安になった受益証券を千載一遇の投資機会と見て、買い取りを積極的に進めるディストレスト投資戦略のファンドも登場してきている。その一つが米資産運用大手レッグ・メイソン(Legg Mason)傘下のパーマル・グループ(Permal Group)だ。パーマルは先週、ヘッジファンドの受益証券に投資する資産運用額5億ドルのファンドをローンチしている。ただ関係者は、パーマルと同じ収益機会を狙うヘッジファンドは数多いと見ている。

Dow Jones
22 Oct 2008 23:48 BST
WSJ(10/23) Selling Hedge-Fund Stakes

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