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対欧州通貨でのドル高で、通貨及びマクロ戦略のヘッジファンドが好調に推移

ユーロやポンドなど欧州通貨の対ドルでの下落基調が続く中、通貨先物やマクロ戦略を専門とする一部ヘッジファンドがプラス・リターンを上げていることが明らかとなった。【22日 ダウ・ジョーンズ】
22日、欧州各国が景気後退を懸念して利下げに踏み切るとの観測が広がると、少し前までインフレ懸念から上昇基調であった欧州通貨はさらに下落した。通常、利下げが行なわれると、投資家が金利の高い通貨に流れるため、通貨は下落するケースが多い。22日は、ポンドが対ドルで2.1%下落し1.6339ドル、ユーロが1.6%下落の1.2849ドルとなった。7月中旬の時点では、ポンドが2ドル、ユーロは1.6ドルに迫っていた。このような流れの中で、通貨先物取引を専門とする通貨ヘッジファンドは混迷を深めるヘッジファンド業界で唯一気を吐いており、ドル高に乗じて好調を持続しそうな気配だ。通貨ヘッジファンドは過去の流れを踏まえ、通貨の上昇下落の両方の局面に対してヘッジをした上で通貨先物の取引を行なう。通貨ヘッジファンドは、昨今の金融混乱による影響を切り抜け、これまでに高い実績を上げてきた大手ヘッジファンドさえ苦しむ空売り規制の影響も回避している。通貨先物のパフォーマンス指数である「Barclay Currency Traders Index」は年初来でプラス1.43%を記録しており、現状の厳しい局面を比較的堅調に乗り切っているといえる。ユーロ安ドル高の流れに乗じているのは通貨ヘッジファンドだけではない。グローバル・マクロ戦略の指数は、9月わずかにマイナスを記録したものの、年初来では2.06%のプラスを維持している。通貨専門ファンドは、業界でわずか1%にも満たないシェアしかないが、グローバル・マクロ戦略は14%のシェアを占めている。また専門家によると、ヘッジファンドに投資する欧州の投資家は、ほとんどのヘッジファンドがドル建てのため、ドル高によって恩恵を受けるという。仮にヘッジファンドが年初来マイナス10%であったとしても、ドルが対ユーロやポンドで18%上がっていたとしたら、欧州の投資家にとってはプラス・リターンとなるからだ。

Dow Jones
22 Oct 2008 15:39 BST =DJ FOCUS
Betting On Dollar Pays Off For Currency Hedge Funds

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