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米ヘッジファンド運用会社ラミウス、資金流出阻止目的で成功報酬引き下げを提案

ヘッジファンド業界の業績悪化が深刻化し、償還請求が相次ぐ中、米ヘッジファンド運用会社ラミウスが、顧客の引き留め策として、成功報酬の引き下げを提案したことが明らかとなった。複数のメディアが23日報じている。【23日 フィナンシャル・ニュース】
ピーター・コーエン(Peter Cohen)氏率いるラミウス・キャピタル(Ramius Capital)は、資金の償還を行わないことを条件に、通常20%の成功報酬を15%に引き下げる提案をしたことが関係筋の話で明らかとなった。成功報酬の引き下げは、2010年末まで適用されるという。また、新規の出資をした投資家に対しては、2009年末まで成功報酬をいっさい要求しないという。その後成功報酬は、2010年末まで10%に引き上げられ、2011年末までは15%になるとしている。管理手数料は1.5%のまま据え置かれる。RABキャピタルなどの運用会社でも、ロックアップ期間の延長に同意した投資家に対して成功報酬の引き下げを提案しているが、ラミウスの提案は一歩踏み込んだ措置だといえる。ラミウス(運用資産110億ドル)は投資家宛ての書簡の中で、今回の措置を、投資機会に備えて資金確保を優先したためと説明。また現在の金融市場の混乱は、マルチ・ストラテジー戦略を得意とする同社にとって、数十年に1回のチャンスであり、今後数年はレバレッジをかけなくても、年率15-25%のプラス・リターンを達成できると主張している。ラミウスは、プライム・ブローカレッジ業務をリーマンに委託していたため、先月のリーマン破綻により、預けていた資産の一部が引き出せなくなっている。ラミウスの試算では、同社マスターファンドの純運用額に対し、リーマンに預けていた資産のすべてが回収不可能となる最悪のシナリオでは5.23%、ほぼ全てが回収できるという最善のシナリオでは0.76%が毀損する見通し。

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