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ヘッジファンドからの資金の引き上げ止まらず―今後半年間で3,300億ドルが償還へ

ヘッジファンド業界全体の償還による資金流出は、今後3-6ヶ月の間に合計3,300億ドルに達するとの見方が業界関係者の間で広がっていると、24日付のダウ・ジョーンズが報じている。【24日 ダウ・ジョーンズ】
また、パフォーマンスが好調な運用会社であっても、償還請求が運用資産の15%に達すると見ており、運用が悪化しているヘッジファンドの一部は閉鎖に追い込まれる可能性もあると指摘している。英運用大手GLGパートナーズ(運用資産240億ドル)のエマニュエル・ローマン代表は24日、今回の金融混乱の影響で、ヘッジファンドの30%あまりが閉鎖に追い込まれるだろうと発言した。24日は、ダウ平均が5.8%下落して5年ぶりの低水準となったほか、英FTSE100種総合株価指数は9.1%下落しており、現在の混乱が収束する見通しはほとんど立っていない。現在の相場の暴落は、貸し手と投資家の双方から圧力を受けているヘッジファンドが、資産を投げ売りしていることが大きく影響しているといわれている。あるヘッジファンド・マネージャーは「最大の要因は、貸し手である銀行が流動性を支配していることだ。銀行は、流動性が高い戦略をとっているヘッジファンドに対しても貸し渋っている」と指摘する。銀行自体が健全な財務体質を維持するのが困難な中、銀行が本来ヘッジファンドに投資するはずの資金枠を縮小しているという。そのため、ヘッジファンドがかけるレバレッジはかつて10倍以上だったが、現在は3倍前後に留まっている。さらにレバレッジに関する契約条件も、乱高下する市場に銀行が神経質になっているため、日々見直されるという。ヘッジファンドによる資産の強制売却が起こると、相場は下落する。すると、投資家はパニックを起こして資産の現金化に走る。その結果、ヘッジファンドはさらに強制売却を余儀なくされるという悪循環に現在は陥っているといえる。米調査会社ヘッジファンド・リサーチによると、今年第3四半期の償還請求は合計で310億ドルに達したという。また今後2-3ヶ月の間に、ファンド・オブ・ヘッジファンズ(FoHF)を除く業界の運用資産約1兆ドルのうち、20-30%が償還のため流出すると予想している。ある米ヘッジファンドのマネージャーは「事態は本当に深刻だ。というのも、履行された償還の大半は、最もパフォーマンスが良く流動性の高いファンドよるものだからだ」と述べている。また、より深刻なのは、パフォーマンスが悪い上に、流動性が低くて償還請求に応じることのできないファンドだと指摘している。


Dow Jones
24 Oct 2008 16:45 GMT
=DJ Hedge Fund Redemptions,Closures Seen Hitting 30% of Industry

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