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ヘッジファンドの償還制限がさらに拡大―ゲート条項や報酬引き下げで流失回避

多くの投資家がヘッジファンドに償還を請求する現在、償還に制限を課しているヘッジファンドの数は10本を越えている。第3四半期には310億ドルの資金が引き上げられたと見られているが、第4四半期にはその勢いが鈍化しそうだ。【27日 ダウ・ジョーンズ】
英ケンタウルス・キャピタル(Centaurus Capital)と米ポリゴン・インベストメント・パートナーズ(Polygon Investment Partners)は、「ゲート条項」と呼ばれる条項を適用している。ゲート条項とは、一回の償還期限における資金償還額の上限を設定しているもので、設定金額を上回る資金の引き出しは出来ない。また、スイスのゴテックス・ファンド・マネジメント(Gottex Fund Management)、独ウェルマス・アセット・マネジメント(Wermuth Asset Management)、英アウリエル・キャピタル・マネジメント(Auriel Capital Management)、英アトランティス・インベストメント・マネジメント(Atlantis Investment Management)は、投資家の利益を保護するとして10月以降の償還を一時停止する措置をとっている。さらに、運用報酬を引き下げることを条件にして、投資家を引き止めようとするヘッジファンドもある。英RABキャピタル(RAB Capital)、米ラミウス・キャピタル(Ramius Capital)、英ブルーベイ・アセット・マネジメント(BlueBay Asset Management)、英ヘンダーソン・グローバル・インベスターズ(Henderson Global Investors)は、この方法で資金流出に歯止めをかけようとしている。ある投資コンサルタントは、今後もこうした償還制限の導入が増えると見ている。その上で、ファンドが保有する資産の売却が困難な場合は、残りの投資家への不利益を回避するため、償還を制限することには合理性があると述べている。しかし、別の専門家は「償還が制限されて喜ぶ投資家など存在しない。ゲート条項を適用したマネージャーは、次のファンドを組成する際の資金調達が難しくなる」と指摘している。モルガン・スタンレーの推定によると、今年年末までにヘッジファンド業界が失う資金の規模は、運用損と償還を合わせて5,000億ドルに達するという。


Dow Jones
27 Oct 2008 00:01 GMT
DJ Financial News: Hedge Funds Slam Gate On Investors

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