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不安定な相場では投資信託よりも「投資信託型ヘッジファンド」

マーケットの変動が激しい現在、投資信託よりもヘッジファンドのほうが資産の避難場所に適しているとするコラムが、1日付けの英国紙デイリー・テレグラフに掲載されている。
同紙によると、直近1年間のリターンでは、英国の一般的な投資信託の平均値はマイナスだったが、取引所に上場する「投資信託型ヘッジファンド」の平均値はプラスで、一般的な投資信託のリターンを大きく上回った。
同紙では、個人投資家でも買い付け可能な投資信託型ヘッジファンド7本のリターンと、一般的な投資信託のリターンの平均値を比較している。1年前に1000ポンドをファンドに投資したとすると、追加型の投資信託は955ポンド、単位型・会社型の投資信託は960ポンドと、いずれも資産が目減りしている。



その一方で、投資信託型ヘッジファンドは「Thames River Hedge+」が1275ポンド、「Invesco Perp Select Hedge」が1383ポンドなど、10〜40%近いリターンを上げている。また、ヘッジファンド全体の平均値は1198ポンドだったとしている。さらに、これら7本のファンドは、2〜3年にわたってFTSE100種総合株価指数のリターンを上回っているという。

ヘッジファンドのリターンについて、取材に応じたある投資顧問会社のマネージャーは、「ヘッジファンドはそもそも下げ相場でもリターンが出すように設計されている。逆に相場の上昇局面では、それほど大きなリターンが得られない場合もある」と述べて、「株式市場で不安定な動きが続けば、ヘッジファンドにとって有利な年になる」との見通しを示している。

富裕層や機関投資家が投資するヘッジファンドに個人投資家が投資するのは、現実的ではない。最低必要な資金が大きく、流動性が低い点や、仕組みが複雑でいったん資金を入れると解約にも時間がかかる点など、個人投資家には向かない要素が多い。

一方で、ロンドン証券取引所に上場している投資信託型ヘッジファンドであれば、個人でも気軽にアクセス可能となっている。これらは他の投資信託と同様に取引可能で、基準価額も毎日算出されて公表されている。

投資信託型のヘッジファンドはまだ歴史が浅い。最も古いのが2002年に設定された「Dexion Absolute」で、それより長期の運用実績がない。しかし、投資銀行のドレスナー・クラインオートが発表した2007年の年次リポートによると、このセクターはすでに700万ポンドの運用資産残高を有しているという。また同レポートでは、投資信託型ヘッジファンドのセクターは今後も高い成長が期待できると主張している。

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