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ファンド・オブ・ファンズの解約問題、金融混乱の悪化を促す恐れ

資金流出を防ぐために償還制限を適用するヘッジファンドが増えるにつれて、ファンド・オブ・ヘッジファンズ(FoHF)が今後、償還に応じるために必要な資金の確保に行き詰まる可能性があると専門家は指摘している。【3日 ダウ・ジョーンズ】
FoHFは流動性の高さが一つの特徴となっている。そのためほとんどのFoHFでは、シングルのヘッジファンドとは異なり、ロックアップ期間を設定するというような解約制限を設定することができない。このような特性から、FoHFが償還請求に備えるには、現金を確保するか、銀行に対して与信枠の拡大を求めるという選択肢しか残されていない。しかし現在、FoHFの投資先であるヘッジファンドの業績は悪化しており、追い証に応じるために資産の投げ売りをしている状況である。そのため、さらにヘッジファンドによるロックアップ期間やゲート条項の適用が広がると、FoHFが資金を確保することがいっそう困難となる。その結果、ヘッジファンド及びFoHFが現状の金融混乱に与える影響は、これまで認識されていたよりもはるかに大きくなると専門家はみている。イングランド銀行は、先週発表した金融安定化策に関するレポートの中で「ヘッジファンドがゲート条項などで償還を制限すると、FoHFは償還に必要な資金を確保できなくなる恐れがある」と指摘している。FoHFは通常、ヘッジファンドよりも高い流動性を供給する義務があるため、英マン・グループなどFoHFを提供している運用会社は今後、償還に応じることが厳しくなる可能性があるという。最近、他社よりもいち早く決算を発表したFoHF運用会社ゴテックスが、第3四半期に運用資産が13%も減少したことは、資金流出がいかに急速に拡大するかを如実に示している。今のところ、世界各国の金融当局で、ヘッジファンド及びFoHFの流動性の問題に積極的に取り組む姿勢をみせているところはほとんどない。唯一、仏金融当局のAMFは、FoF運用会社に対して、ゲート条項の導入や解約条件の厳格化を認める方針を緊急対策として打ち出している。


Dow Jones
03 Nov 2008 12:44 GMT =
DJ FOCUS: Fund Of Hedge Funds Cash Crisis Adds To Turmoil

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