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米著名投資家アイカーン氏、パフォーマンス悪化の自社ヘッジファンドに2.5億ドル投入

米著名投資家カール・アイカーン氏は、自身が運用するヘッジファンドに、2.5億ドルの新規資金を11月1日付で投入する考えを明らかにした。【5日 フィナンシャル・ニュース】
カール・アイカーン(Carl Icahn)氏は、世界長者番付46位の大富豪で知られる米国の著名投資家で、自身の運用会社アイカーン・キャピタル(Icahn Capital)にてヘッジファンドを運用している。アイカーン氏は投資家に宛てた10月31日付の書簡の中で、同氏とその関連会社が、アイカーン・キャピタルが運用する「Icahn Partners Fund」と「Icahn Fund」の2本のファンドに対し、2.5億ドルを投入することを明らかにした。新規資金を投入すると、2本のファンドの運用資産額は合計で約69.5億ドルとなる。このうち、約20億ドルはアイカーン・キャピタルの自前の資金で、残る約50億ドルは投資家から調達した外部資金となる。また、アイカーン氏は書簡の中で、今年末までに約10億ドルの資金償還が予想されることも明らかにし、投資家に3年以上のロックアップ(解約停止)を要請している。アイカーン氏によると、約10億ドルの資金償還が実行されれば、2本のファンドの運用資産額は2.5億ドルの資金投入後でも、純額ベースで全体の約15%が失われる。同氏のファンドのパフォーマンスは大幅に悪化しており、「Icahn Partners」の9月末時点の年初来リターンはマイナス17.6%に達している。アイカーン氏は「これまでの人生でこれほど自身を失ったことは無い」と述べている。同時期のS&P500指数はマイナス19.3%となっている。ただ、アイカーン氏は「世界的な金融市場の混乱と、それに伴うパニックや恐怖感は、デリバティブ取引やレバレッジ投資といった金融リスクの拡大によって広がったが、これらは最終的には絶好の投資機会に変わるだろう」と述べ、少なくとも3年間、投資を継続するよう求めている。今後の投資戦略について、アイカーン氏は、経営破綻、あるいは破綻寸前となっている企業の社債や株式などを安値で買い取り、企業再生後に売却して利益を目指す、ディストレスト資産投資戦略を一段と強めるとしている。


Dow Jones
05 Nov 2008 15:52 GMT
DJ Financial News: Icahn Injects $250M As Redemptions Loom

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