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英ヘッジファンドのRABキャピタル、傘下ファンドを上場廃止―リーマン破綻の余波

英ヘッジファンド運用会社RABキャピタルが、傘下ファンドの上場を廃止していたことが明らかになった。破綻した米投資銀行リーマン・ブラザーズに預けていた資産の凍結が影響したとみられている。【5日 フィナンシャル・ニュース】
RAB(運用資産42億ドル)のスポークスマンは、アイルランドのアイリッシュ証券取引所に上場していた傘下ファンド「RAB Multi-Strategy Enhanced」(運用資産4,300万ドル)を、10月31日付けで上場廃止にしたことを明らかにした。RABによると、設立4年目となる同ファンドは、8月末日から9月25日の期間に運用資産が13%減少した。調査会社ヘッジファンド・リサーチ(HFR)によれば、ヘッジファンド業界全体では、9月は運用資産が平均5%減少したという。同ファンドは、RAB傘下ファンドの「RAB Market Cycles」に投資していた。「RAB Market Cycles」は、マクロ経済の変数に連動する証券に対してロング・ショート戦略で投資するファンド。しかし、リーマンに資産を預けていたため、リーマンが破綻したあと資産が凍結され、保有資産の正確な価値を把握できなくなり、投資家に対して償還できなくなっている。RABは9月、リーマン破綻で凍結された同社の資産5,000万ドルの返還を求めて、リーマン欧州部門の管財人である会計事務所プライスウォーターハウスクーパース(PwC)に対して訴訟を起こしている。しかし、裁判所はこの問題への関与を拒否した。PwCは、破綻で凍結された資産の一部が、今後長期間にわたって年間返還できない可能性があると発言している。RABは10月、傘下ファンドの「Energy Fund」において償還を停止している。償還停止と引き換えに、償還を希望する投資家に対しては「償還株(redemption share)」を配布し、市場環境が改善した時点で資産を売却して償還することを保証するという措置をとっている。また、同社は9月下旬には、運用が低迷している旗艦ファンド「RAB Special Situations Fund」に対して、2年間のロックアップ期間を設定することを、手数料の削減を条件に投資家から承認を得ている。ほかにリーマン破綻の余波を受けたヘッジファンドとしては、オーガスタス・アセット(Augustus Asset Managers)、GLGパートナーズ、ラミウスなどがある。しかし、各社ともにリーマン破綻により損失を被ったことは認めつつも、その影響は大きなものではないとコメントしている。


Dow Jones
05 Nov 2008 13:53 GMT
DJ Financial News: Lehman Demise Casts Doubt Over RAB Fund

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